高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

味噌すり

2009年06月18日 | 食・レシピ

今日の午前中は

ウンショウンショと「味噌すり」をしました

仕込んで寝かせたお味噌には

まだ麹や大豆の粒が残ってますので

それを小さな網の目をとおして

なめらかなお味噌に仕上げる作業です

このタイプのお味噌が

一般的に良くスーパー等で売られているもので

この作業をしておらず粒が残ったままのお味噌を

つぶ味噌と言います

(なめらかにしたものは、すり味噌)

昔、お味噌は

各家庭で造ってましたので

つぶ味噌を懐かしいという

ご年配の方も多いですね

余談ですが

以前は家庭でお酒や焼酎なんかも

造ってましたからね

隠れて・・・

炊飯器がない時代

つまり薪でご飯を炊いてる時代に

妙にいつもより煙の量や時間が長い時は

造ってるな~と見当がついたそうです(笑)

70歳を過ぎた方が言ってました

話しは戻りますが

この「味噌すり」の作業中は

お味噌のいい香りがプ~ンと漂い

なんとも言えない気分になります

しかも汗を結構かくので

お味噌をちょこちょこ食べて

塩分を補給しながらの作業(笑)

この後のお昼ごはんが

また美味しいんだな~