高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

美味ナマコ!

2010年01月30日 | 食・レシピ

私どもマルキョーのあるここ須崎(高知県)に

移ってきてからナマコを時々食べます

そうですあの海にいるあれです

小学生の頃など海に遊びに行った時

黒いナマコがびっしりと大量にいる場所は

妙にドキドキ怖かったりしてました(笑)

な、な、何者だ?というのが第一印象

女子なんか「キャー」と叫んでましたから・・・

そんな思い出のあるナマコさん

しかししかし実はコリコリした歯ごたえで

ぽん酢をつけて食べると意外やこれが美味い!

しかも旬は冬の今ということで

あの頃の記憶は吹っ飛ばして食べております

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コリコリした歯ごたえは

なんとコラーゲンによるもので

しかも皮には目に見えない骨があって

カルシウム摂取にも役立つとのこと

なんという事実でしょう(笑)

これでさらに愛着が湧きました

私の長女4歳が

なぜかすでにコラーゲンという言葉に敏感で

お肌がツルツルになるのだと

「ウツボ」をとても食べたがります

(ウツボもコラーゲンが豊富)

早速ナマコのことを教えてあげないと(笑)


フレーフレー

2010年01月29日 | ブログ

本日も元気に出発!

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マルキョー1号車が出ていくところです

荷物をたくさん積んでお客様のところへ勇んで走ります

たくさんの嬉しいを造ってきてください

じつは今回

初めて出発場面を撮るのですが

撮りたい、見送りたい理由があるのです(笑)

というのは運転しているスタッフ

この車はほとんど初めて

これまでは軽トラを愛用していましたが

これからはずっとこの車で配達することになり

じつは少々不安がっていたのです

しかも初日に道幅の狭い地域にも

行くことになってましたから!

人によっては

全然大したことではないかもしれませんが(笑)

本人にとったら一大事ですからね

出発前に事務所に呼びに来てもらってお見送り

私も久しぶりになんかドキドキしました(笑)

で、結局なんにも問題なかったようで

運転前と運転後の態度の違いに

なんとも笑えるマルキョースタッフ

清々しい笑顔です(笑)


いつの時代?

2010年01月28日 | ブログ

本日ディスプレイを変えました

私どもマルキョーの工場の出入り口付近です

といってもほんの少しだけ(笑)

今までは机と冷蔵ショーケースしかなかった場所に

棚を追加して醤油瓶などを並べてみました

もちろん棚は工場奥から引っ張ってきたもので

瓶を並べてみると妙に懐かしい気持ちにさせてくれます

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全然っ今風ではありませんね(笑)

そういえば

田舎のおばあちゃんの家へ遊びに行って

近くの駄菓子屋さん兼商店さんがこんな感じだったな~

そこのおばさんが裏の畑に行くもんだから

よく居ない時があったりしたものです

もしかしたらマルキョーも

以前はこんな感じだったかもしれません

今日マルキョー歴70年!という方にお会いしましたが

色々教えてもらおうと思います


色鮮やかキンメダイ

2010年01月27日 | 食・レシピ

美味しいお刺身食べてますか?

じつはこの時期

私が好きな旬の刺身のひとつに

キンメダイがあります

特徴はなんと言ってもこの鮮やかな色!

いつもの食卓をグッと引き立ててくれますし

この色が口に入れる前から

気分を盛り上げてくれるのです

これはただ事ではないぞ、と(笑)

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そして少しだけ

我がマルキョー醤油をつけて口に入れ

命に感謝しつつじっくり噛むと

上品な甘みについニンマリです(笑)

このキンメダイ

タイとついてますがタイ科ではなくキンメダイ科

全く関係ないようです

で食材図鑑を見て驚いたのが

この鮮やかな赤色

抗酸化作用が強いようで活性酸素を消去

また動脈硬化の予防や

ストレスによる免疫低下を抑制するとあります

なんだ見た目だけじゃないのか~と感心しきり

「見た目も良く、中身もある」

そんなキンメに私もなりたい・・・


武市先生が、おこっちゅう・・・

2010年01月26日 | まち歩き

先日ここでも書きました

様々なハプニングのあった武市半平太像

早速家族で会いに行きました

武市先生の銅像は私どもマルキョーのある

ここ高知県須崎市に立っているのですが

人通りの少ない場所にあり

ひっそりと佇んでいます

やはり予想が的中

武市先生が、おこっちゅう・・・

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なぜなら草はボウボウでゴミは落ちているし

これでは叱責をくらいます

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銅像の裏には

土佐勤王党にいた維新の志士達の名前が刻まれています

坂本さんもありました

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これはイカンという事で大清掃会を

勝手に企画しています(笑)

地元の青年団やたくさんの方々にご参加頂けそうで

もちろんマルキョースタッフにも声掛け!

新聞社の方も取材に来てくれるそうです

ただ数日前に思い立ったので

まだ詳しい日程や内容は決まっておりません・・・

早ければ早いほど良いと思ってますので

決まり次第またここでご連絡します

よろしければタワシを持ってぜひご参加下さいませ

武市先生がいつも見ている

こんな綺麗な景色のようにピカピカにしたいと思います

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ここは須崎市の横浪半島という

リアス式海岸を走る道(横浪黒潮ライン)でかなり絶景ですよ

海は大きくそして眩しいのを実感します

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魚醤でイカ

2010年01月25日 | 食・レシピ

昨晩

宇佐漁港で行われている朝市で買った

魚醤に浸けて干したイカを食べました

実は魚醤を使った干物は初めてで

かなりワクワクして焼いたのです

その最中に魚醤の持つコクのある香りと

イカの焼け始めたあの香りが鼻に入ってきた時

考えてみたらそりゃ良い組み合わせだよな~と確信

中を覗くとゆっくり丸まってきてます!

あ~そっちに足先は曲がったか

体はそこまで曲がるのか

などと見ていてもイカは楽しいものです(笑)

前の晩は会があり少々飲みすぎでしたので

今日はお茶で頂きます

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とりあえず写真を一枚撮って

そろそろお湯が沸いたかな?

ってユリちゃん!(2歳の娘)

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珍味や酒の肴が好きで

あまりケーキなどには興味のないこの子が

まずはじめに食べました・・・

確かに美味しかったね

また買ってきますよ子供達!

購入したのは

高知県土佐市宇佐の

宇佐漁協組合魚市場で毎週土曜日に

8時から12時ごろまで行われている宇佐土曜市です


どろめ

2010年01月23日 | 食・レシピ

先日ある打合せの後

親睦会もセットになっており

漁師町ならではの食材がたくさん出てきました

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携帯電話で撮ったので分かりづらいですが

これは高知で「どろめ」と呼ばれる魚

一般的にはイワシシラスといわれるもので

イワシの赤ちゃんなのです

孵化して体長1cmを超すぐらいから

河川の水が流れ込みプランクトンの多い海岸に

寄ってくるのだそうです

私どもマルキョーのある

高知県須崎市でもたくさん獲れるので

漁港近くの加工場では網の上に

茹でたイワシシラスがかぐわしい香りを放ち

たくさん干されていたりします

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釜揚げシラスなど茹でたりや

干したりしたのもかなり美味しいですよね

ただこの生で頂くのも甲乙つけ難し!

間違いなく海の近くに住んでいないと

頻繁に食べることはできません

柚子の香りが嬉しいぽん酢をかけて頂くと

思わず自分の住んでいる場所に

感謝してしまうこの「どろめ」(笑)

ぜひ須崎で味わってみてください


のれそれ

2010年01月21日 | 食・レシピ

先日

夜に集まりがあるのを忘れて

お客様のところで「のれそれ」を買ってしまいました

会の後お酒を飲んだので寝ても良いのですが

そこはやっぱり食べたい!

美味しい時にキチンと食べてあげるのが

礼儀でしょという事でニンマリお皿に移しました

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近くにあった海苔の上でもハイ、ポーズ

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いつ見てもなにか不思議な感じ(左が頭です)

普段はぽん酢で頂くのですが

今回は「ニンニクぬた」

「ニンニクぬた」とは上の写真にある

一風変わった緑色の調味料です

白味噌に砂糖やお酢を入れ

すりつぶしたニンニクの葉っぱを

混ぜ合わせる高知独特の調味料なのです

これをシイラの刺身やブリの刺身

こんにゃく等に付けて食べたりするのです

今回初めて「のれそれ」に使ってみましたが

「うん、これはいける!」でしたよ

生まれてすぐ私のお腹に入ってしまう命達

感謝しつつ美味しく頂きました

個人的にこれから色んな食材と

試してみたい「ニンニクぬた」ですが

その作り方は

白味噌150gに砂糖大さじ2杯半

お酢大さじ4杯半と

ニンニクの葉っぱ20gを刻んですりつぶし

全部を混ぜあわせ出来上がり

(ほんの少し柚子果汁を入れても)

ぜひ高知の味をご家庭で


武市半平太像

2010年01月20日 | まち歩き

皆様は「龍馬伝」見てらっしゃいますか?

第一回目から出てきた武市半平太さんを

ご存知でしょうか

剣術の師範で

のちに維新の志士として活躍する人です

ドラマでは俳優大森南朋(なお)さんが演じています

じつはその武市さんの銅像が

マルキョーのあるここ高知県須崎市にあります

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そしてこの銅像

日本で唯一作りかえられた銅像なのです

武市さんはアゴが少々出ていたようで

剣術道場の生徒の中には親しみを込めて

裏で「アゴ先生」と呼ぶ者もいたそうです

という事もあってか初代の銅像は

アゴは長くホホ骨も大きく角張り

ある意味存在感のある顔に・・・

しかし身体の部分は華奢に出来ていたそうで

その異様な姿に県内外から批判の声が出たとのこと

マルキョーのウン十歳を過ぎたスタッフに尋ねると

「初めて見た時、そのいでたちに驚いた」との答えが(笑)

地域の諸先輩の中には

お酒の席で興奮して「あれはすごかったぞ!」と

おっしゃる方が何人もいます

で、結局作り替えたと

新聞にも

「今回はハンサム 武市半平太像」と書かれたり

除幕式では雷が鳴り響いたりいろいろあったようですが

今では悲しいかな人々の記憶からも薄れ

太平洋を見つめひっそりと立っています

これは須崎市民としていかんですね

次の休みの日

家族でお話を聞きに言ってみようと思います


産直市

2010年01月14日 | まち歩き

日本全国にたくさんあって

私も旅行先では必ず一度は行く場所に

「産直市」があります

遠く離れた国や地域から

流通にのってやってきた商品は

まずありませんので

その地域で愛される旬のお野菜が

安く販売していたりしますよね

意外と高知では見かけない物など

新しい発見があったり

その地域の特徴が垣間見えたりして面白い

さて私どもマルキョーのある高知県須崎市にも

いくつかの産直市があります

そこで最初何これ?と思ったのが

ミョウガの茎

恐らくほとんどの方はミョウガの蕾しか

見たことないのでは

(いわゆる普通に売られているミョウガというやつです)

あれは花の部分であって

その下には長い茎があります

こちらは別に赤みがかってはおらず

薄い黄緑色なのですが

人によってはこっちのほうが香りよく

シャキシャキ感も強いと

なぜそんな茎が売られているかというと

須崎はミョウガの全国シェアが80%以上なのです

ですので私もここへ引っ越してきて

今までの人生で食べたミョウガの量は

この数年で越えたと思います(笑)

この茎を

お味噌汁に入れるのはもちろんですが

天ぷらにするのも新鮮です

しかしおススメは漬ける!です

お酢を調合して

自家製の味を作るのも乙なもの

ただ失敗が怖いという方は

市販のラッキョウ酢を使えば大丈夫

じつはなにを隠そう

しばらく置いているとあら不思議!!

漬け液がきれいなピンク色になってきます

茎は薄い黄緑色なのにです

このミョウガの天然色素で染まった

深いピンクをジーッと見てると結構癒されます(笑)

須崎では3,4cmに切られた茎が大きな袋に入って

200円とかで売られていたりしますよ

須崎を通った時には産直市に寄ってみてください

そしてぜひお試しあれ