高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

お味噌のあかぬけ

2009年12月16日 | 食・レシピ

本日午後は夫婦二人で

味噌すり作業をしました(笑)

お味噌が熟成から目覚めたときは

米麹や大豆の細かい粒が残っています

昔のお味噌はそれが当たり前で

いわゆる「つぶ味噌」を懐かしく思う方も

いらっしゃいます

(田舎味噌と呼んだりもします)

今でももちろんあるのですが

ほとんどが「すり味噌」と呼ばれる

口当たりが滑らかになっているものです

どういう事かと申しますと

これがつぶ味噌

Img_1178

こちらがすり味噌

Img_1183

ちょっとわかりづらいですが・・・

粒はもう残っていません

ステンレス製の大きな筒の中に

これまた大きなスクリューがありまして

そこにつぶ味噌を入れると

目の細かな網を通過して

すり味噌になるという訳です

Img_1184

Img_1179

そして私はこれを勝手に

「味噌があかぬけた」と呼んでおります(笑)

どっちが良いとかではないですよ

どちらも素敵で美味しいし

同じお味噌でも

口当たりが違いますので

それが食事に面白みを与えてくれます

ちなみに以前小学5年生の課外授業で

工場を案内していた時

お味噌のあの粒々は何ですか?と

聞かれたことがあります

お味噌は大豆で造られるので

それは大豆ですと答えると

「へ~お味噌って大豆で出来るんだ~」と

喜んでおりました

う~んまだまだ

やることがありますね


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 こんばんは、初コメントのにがりです。 (にがり)
2009-12-16 23:31:19
 こんばんは、初コメントのにがりです。

 お味噌いい色ですね、何味噌かなあ?
私はすり味噌派で、粒がないのが好きですね。
そうそう、かなこさんにはご挨拶したけど、若旦那様はまだでした、先日は遅くまで引き止めてすみませんでした。
次の日は大丈夫だったかな?
家の夫は朝は平気だったけど、夕方はヘロヘロになってました(笑)もう年ですから。(私も同じくです)
また、機会があれば、いろんなお話がしたいですね。
お味噌のように垢が抜けたお二人を応援しています。
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これはにがり様、いつもお世話になっております。 (醤油屋)
2009-12-17 18:32:18
これはにがり様、いつもお世話になっております。

先日はとても美味しいお料理と
楽しい時間をありがとうございました。
ついつい長居してしまい申し訳ありません。
当然の如く次の日の朝は少々のこっていました(笑)

またぜひ色んなお話がしたいと思っていますので
夫婦ともどもよろしくお願いします。
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