意識高い系のカフェがダサく思えて。

今時、脱サラをしてまでカフェを開こうとする人は余程のモノ好きか変り者だと思う。

コーヒーなんて態々喫茶店で飲まなくても家で美味いコーヒーが入れられるし、コン

ビニでも充分に満足のゆくコーヒーを楽しめる。インスタントコーヒーも捨てたもの

じゃない。カフェなんてほとんどが5年で潰れる想像よりもずっと厳しい競争の世界に

自らすき好んで進む意味は無いと思う。

長年にわたり低迷を続ける外食産業においてなぜにしてカフェならば商売がうまく行

くと思い立ち出店を決意するのかが不思議でならない。「カフェ業界は厳しいよ。」

そんなことよりもその前に「自分のカフェをオープンさせる理由は？」が重要な話題だ

と思う。外食産業のカテゴリーでカフェを分析するのではなく、地域または社会の文化

的な側面やカフェを開く上での人物の動機なども踏まえて事前にオープンを思い止まら

せることも大事だと思う。どこもかしこもご自慢の自家焙煎の珈琲豆に特製カレーライ

スで個性が出せるように見えて皆が同じことをしているので変わり映えがしないしもう

飽き飽きした。町の晒し者にされたオシャレな佇まいに悲壮感が漂う前に店を閉めるこ

とも勇気のある決断だと思う。それでもお店を続けるというのならば、何が魅力なのか

はっきりさせてから実行するべきなのだが其れも無いとなると一体どうした目的でお店

を開けているのか理解できない。　結論から言えば何もすることが無くてカフェをダラ

ダラと開いているのならば、意識高い系のカフェが今一番ダサい。