3.11震災から8年目です。

今日も今日とてあの日2011/3.11以来、日本という国はその後も幾つかの自然災害を経験しましたが

あれから8年の歳月を経ても未だに鮮明な印象の東日本震災。放射能や汚染水にセシウム汚染などなど

幾つかの懸念された健康への被害はそれを危険視する人の予想通りに癌を患う人の増加ということで

受け入れなくてはいけない厳しい現実となっていますが、震災直後の数年間はそれを否定的にしてい

た根拠なき原発や放射能の安全性を唱え国民を欺く原発推進派が数多く存在したことに今更ながら身

震いをする恐ろしさを感じる。汚染を心配すると“放射脳”と言われ否定された人も多いはずでそう

した原発推進派が一体どこから発生しているのかさえも解らなかったが8年後の今では推進派が何処

へ行ってしまったのか解らなくなってしまった。反原発と原発推進派の意見の対立が終息していく段

階で現状では原発発電に依存しておきながらも将来的にはスマートグリッドなエネルギー供給を模索

する折衷案の“脱原発”のスタンスが一瞬だけ存在したが、良い所どりで手前味噌な意見で論に乏し

く数十年後の未来の科学技術に解決の糸口を委ねようとする考えはナンセンスで直面する現実からの

逃避でしかなかった。原発発電についての賛否における論争の腰を折ってどこかに消えて行った。

何かしらの力はどうしても原発事故における汚染の実態を隠し通そうとする形跡がある。今では2人に

1人が癌になり、3人に1人が癌で死亡すると漠然とした感覚になった癌に対する意識が今後どのように

変化するかも重要だと思う。“がんばろう東日本”のスローガンもいつの間にか消えてった。