2000万円の年金不足の報告書を受け取らない麻生太郎。

思い返せば今から10年前。ほんとに約10年前の2009年の事。総理大臣時代の麻生太郎が財務省の会議を「体調が

優れない」の一言ですっぽかして勝手にホテルに帰ってしまった。財務会議は重要な局面を迎え、どうしても総

理大臣の確認が必要な為に財務相関連の人と代理で会議に来た松本潤で麻生太郎をホテルまで探しに行った所で

ホテルのラウンジで泣きながらお酒を飲んでいた麻生太郎を見つけたそうだ。　私の覚えている限りではこのよ

うな理由で麻生内閣は退陣に追い込まれたはずだった。決して高級なお酒をキープしていたからマスコミに庶民

感覚が無いと嫉妬され退陣に追い込まれた訳ではない。　それはネトウヨや自民サポのばら撒いたデマである。

麻生太郎の高級バー通いは有名で会合と銘打って政治資金を使って飲んでいると常々批判を浴びていた。そうした

党内からの声にも意に介さず豪遊を続けていれば何時かは祟られるのは常識と言えば常識かもしれない。


あれから10年の月日が流れて安倍政権の財務大臣の麻生太郎は再びやってしまった。　老後の生活費は年金では

足りずに2000万円の貯蓄が必要だとする金融庁の報告書を正式には受け取らないとした。つまりは現在の年金運営

の切実な実情を放棄したに等しい行為をしたことになる。　これでは2024年に訪れると予想される社会保障費の破

綻は避けては通れそうにもありません。麻生太郎の言うには「政策スタンス」が違うのだとさ。年金は今のままで

足りるとしている。さてこの後はどうなるものやら。飼い主の安倍総理がキッチリとお仕置きをして貰わないと・・

ウチのガヤがすみませんでは収まりそうに無い。　10年前は財務省会合をすっぽかしてホテルのラウンジでお酒を

飲み、今は金融庁の報告書の受け取りを拒否してまたお酒でも飲むのだろうか。気になるところだ。