連日のようにコロナの新規感染者が2000人を超えて、 国民に会食時のマスク着用を徹底するように政府
から求められ、感染拡大に誰が言ったか11月の三連休が我慢の連休と呼ばれ、 対策分科会の尾身会長が
へりくだり自らの立場を一専門家に置いてGoTo事業の見直しを再三提言されて、やっとのことで前日まで
GoTo事業を見直さないと明言していた菅義偉を説得して7月22日のGoToトラベル開始から丸々4ヶ月後に
GoTo事業の見直しが検討し始めた。 GoToイートなどは無限クーポンたる裏ワザで値段の安い商品を一
品だけ注文して割引クーポンを得れば、支払よりも割引額の方が大きくなり利益を得る事が出来るなどGo
To事業の本分である外食産業の需要喚起とは違った利用のされ方が目立ったばかりではなく、会食中の感
染防止の為にご利用は4人までと人数制限するまでは感染拡大の原因になっていた感がある。
GoToトラベルは当初は合宿による自動車免許取得でも利用できるとされたが、途中から不可となり感染拡
大地域への利用も疑問視されている。 7月から11月までの4ヵ月間でコロナ感染をした人の中にどれだけ
の割合でGoToキャンペーンを利用した人がいたか知りたいものだ。 9月1日に菅義偉はGoToトラベルの利
用者は556万人でコロナ感染は6人だったと発言したが、多分大嘘だろうなぁー。
しかし今からGoTo事業を見直しても効果が出るのは2週間後の12月となる。 それまでは感染の拡大傾向は
続くかもしれない。この感染拡大第三波がハローウィンの頃の一部の若者によるお祭り騒ぎに原因があるな
らば、一過性の増加で済むだろう。 しかしハローウィンのお祭り騒ぎの東京都だけでは無く全国的に感染
地域が広がっているのでそれ以外の原因も考えられる。 これまでの幾つかの地域に感染者が偏っていた頃
とは違い、11月頃からは全国的に万遍なく感染者が出るようになってしまったのはGoToトラベルの利用に感
染拡大の原因があると十分に考えられる。 このまま全国的な感染拡大が続き収拾が付かなくなれば、いよい
よ日本も爆発的な感染拡大の段階に入るのだろうか。 今が政治や社会的な手段によって感染拡大が防げるギ
リギリの瀬戸際なのかもしれない。 そしてもう一つ大事な事としてこのGoTo事業によって低迷している
観光産業の消費需要喚起に経済の下支えとは言っても、街を歩けば人通りの少なさにモノ哀しさを感じる。
GoToトラベル利用者にとっては割引きは嬉しいと思うが本当に経済回復には繋がらないと思う。 所詮はバラ
撒き政策だ。 例え経済回復の効果が有っても一部の事業者だけで不公平感が強い。 それよりも一刻も早く
コロナ禍から抜け出し、マスク着用程度で旅行や行楽が楽しめる時が戻って来て欲しい。 きっと感染症の専
門家ばかりでなく経済の専門家からもGoTo事業には「NO」を突き付けられると思うよ。