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米国・イランの軍事衝突は思わぬ展開へ

2020-01-10 00:55:50 | 国内国際情勢
米国トランプ大統領がドローンによりイランのソレイマニ司令官殺害した行動の賛否を問う前に、私はトランプ

大統領がドローン(無人偵察機)による攻撃を自ら認めた所から物事を考え直す必要があると思う。しかし余りに

も今の米軍のやり方が衝撃的過ぎて本当の目的さえも解らぬまま世界では何かが始まった感じがする。

だから何が正しくて何が悪いかも解らないのが正直な意見で今後の米国とイランがどうなるかも解らないが、そ

れでも歴史的に米国は中東地域の国に勝利して来た。 この蓋然的な発想がどこまで頼りになるだろうか。



もしもこのソレイマニ司令官を殺害したドローン攻撃がイラクに駐留する米軍がホワイトハウスを無視して身勝

手に行った行為の場合(世界情勢ではこのような事がごく稀にある)、または米国が関与を認めない悪質なミッシ

ョンである場合に限り米軍は自国の軍事行動であることは認めずトランプ大統領も司令官殺害の事実を表明しな

かったと思われる。 昨年9月にサウジアラビアでもドローンを使った攻撃で油田施設が火災に遭いイエメンの

フーシ派が犯行声明を出したが真実は解っていない。

そればかりか事件発生当初は今回ソレイマニ司令官を失くしドローン攻撃の被害国となったイランによる犯行説

も流れていただけに安易にイエメンのフーシ派の犯行説を信用する事が難しい。非現実的な事が起こりやすい今

の世の中です。少し疑心暗鬼になるのも良いかと思う。



1991年1月、湾岸戦争の時にペルシャ湾に大量の原油が流出して海洋汚染や環境破壊が危惧された。イラクは米

軍の空爆により2隻のタンカーから流出したと発表したが、多国籍軍はクェートの海上の油田ターミナルから流

出したものと発表した。(wikiより) このほかにもペルシャ湾周辺ではいろんな所から原油流出が発見され、そ

の内の3割から4割は多国籍軍によるイラク沿岸攻撃の際に原油が流出したものだとされている。湾岸戦争その

ものは2ヶ月の早期に終結したが本題よりも原油流出による環境破壊が世界から注目され続け批判の的とされた

米国のパパブッシュことジョージHWブッシュは4年1期で大統領職を終えてしまう。 

過去からの考察では、現在のトランプ大統領はイランとの戦争の正当性を主張すると同時に国民や世界に対して

正直であることを忘れていなかった。 もしもソレイマニ司令官をドローンで殺害したのは米軍だったと後から

国際社会に認識された場合にトランプ大統領も米国も信用を失い絶対的な窮地に立たされただろう。行為を認め

る潔さは評価に値する。そうこうしているまにイラク国内の米軍施設に向けたイランのミサイル攻撃が始まった

ようです。幾つもの憶測を呼ぶ前にイランからの報復が始まったと思えば、トランプ大統領の声明で軍事衝突は

これで終わりのような素早い展開だった。政戦の趣が無きにしもあらず。







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