まさおレポート

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中国杭州の屋根の物見台は屋根瓦の補修用出入り口

2007-07-19 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国

西湖で有名な杭州を訪れた時のことだ。広々とした農場地帯を走っているときに同乗の営業マンが妙な質問をした。周りには農家がポツリポツリと見える。その屋根の上に物見台のような天守閣のような部分が必ずある。赤や青で彩色されているのが多い。物見台でしょうと答えると残念でしたと言われた。では何かと問うと、答えは後日にしましょうと答えられた。

特別に不思議と思ったこともないが改めて問われるとさて何のためにという疑問がわいてきてあれこれ考えてしまう。ついでに周りの風物にもおのずから注目することになり、営業マン氏の狙いはまんまと成功したようだ。つまり、中国の風物を知ってもらうという営業マン氏の企てが。

何日かの工場見学や調査意見交換などを終え、西湖や魯迅の旧家、仏教寺院などの観光を終えた段になっても屋根の謎は解けなかった。最終日の車中で「あれは屋根瓦の補修用出入り口だ」と明かされた。答えはあまりにも実用的なのだ。それにしても日本では屋根瓦ははしごで登って修理するものと決まっている。この地の屋根瓦修理専用出口のように美しく飾りたてる必要はあるのか。なぜ梯子を使って修理しないのか。その方が屋根の構造としても頑丈にできるのに等、未だ解明できていない疑問点は多い。ヒントは中国人の装飾好きと五重塔のような多重構造へのあこがれにあるとにらんでいるのだが。


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