僕なんで死んでゐるのといふ顔の 子が死んでゐるシリアの街に - 匝瑳市 椎名昭雄
今朝(7月16日)の朝日新聞の“朝日歌壇”に選ばれていた一首。
このところ、子どもの命に関して考える(考えざるを得ない)ことが多いのですが、ズシンと重い一首でした。
シリアだけではなく、パレスチナでも、アフガニスタンでも、イラクでも・・・世界中で起こっていることです。
数年前にイスラエル兵が制服の下に「妊婦を撃てば1発で2人殺害」とプリントされたTシャツを着用していると
ニュースを聞いたときに、暗澹たる気持ちになったことを思い出しました。
日本では銃弾に倒れる子どもはいませんが、守ってくれるはずの親に虐待を受けて命を落とす子どものニュースは
後を絶ちません。今の日本で殴り殺される子どもや飢え死にする子どもがいていいわけはないです。
松田わこちゃんの無邪気で素直な作品の真下に、椎名昭雄さんの大人の一首。
椎名さんの作品もストレートですが重さはまるで違います。
僕のブログらしからぬ内容でしたがこの歌を忘れぬように忘備録としてアップしました。