☆寒天屋さんの日記☆

長野県茅野市の松木寒天産業です!
通信販売も行っております(^-^)新着情報盛りだくさんでお伝えしていきます☆★

角寒天ができるまで その3

2007年12月27日 | 日記
こんにちは。
今年も残すところあと4日ですね
年賀状書きや大掃除、買出しで
みなさん忙しいんじゃないでしょうか?


寒天屋はというと、やっぱりバタバタしています

今まで角寒天ができるまでを簡単ですが紹介してきました。

その1
その2

今日はその続きです。


棒状にカットされたもろぶたの生天は干し場に移されます。
この干し場、秋までは田んぼとして使われていたところです。




↑干し場の様子


もろぶたから生天を出すことを「天出し」といいます。
この作業が角寒天作りで一番マンパワー(人力)
を必要とするところではないでしょうか?

写真の中の何層にも重ねられた木製の台が
おわかりいただけるでしょうか?
この台は改良台というそうで、ここに生天を広げて、
凍結、乾燥させます。

改良台一枚一枚にわらを敷いて、その上に新聞を敷いて・・・
やっと生天が置かれます。

新聞紙は汚れや地面からの冷気を防止するなど
いろいろ都合がいいそうです。





もろぶたから生天を出して改良台に広げて・・・









ど~ん


写真はほんの一部ですが、実際はすごい数の改良台が並びます。


この後さらに「釘刺し」といわれる作業があります。
たくさんの釘が付いた道具(生け花の剣山みたいなの)で
生天に小さな穴を開けていきます。

この穴で水はけが良くなったり、
出来上がりの形がきれいになるそうです


こうなれば後は放っておいて、
凍って、融けて、乾燥すれば出来上がり・・・

というわけではないんですっっ!!

放っておくなんてとんでもないっ!!


まだまだ出来上がりまでいろんな手間がかかります




(クマチャン)