☆寒天屋さんの日記☆

長野県茅野市の松木寒天産業です!
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角寒天ができるまで その4

2007年12月28日 | 日記
こんにちは。
今日仕事納めの方も多いのではないでしょうか?


昨日までちょっとずつですが、角寒天ができるまでを紹介しました。

その1
その2
その3

今日はまたその続きです。


改良台に広げられた生天





夜がきて気温が下がって凍ると・・・





白く見える部分がありますね


凍った部分をとかします↓







この凍結→溶解をある程度乾燥するまで続ます。


この間もかなりコツがいるそうで、
「急な凍結、急な溶解」は
角寒天の品質を落としてしまうようです。


一晩でしっかり凍ってしまうと
キレイに角が立ったなくなってしまうとか。


また、あんまり高い温度で解かしてしまうと
寒天がまた生天に戻っちゃったり。

 ↑これ、おもしろいんですよー
凍らせる前の生天では「寒天」が「水」に
溶けて均一な状態なんですが、凍るとそれが
分かれるんですよー。

ちょっと分かりずらいけどこんな感じ↓



この凍った氷を溶かして流しちゃえば残るは寒天だけ。
凍結乾燥です。



天気の具合を見ながら、
改良台の向きを変えて、日差しを当てたり、影干ししたり。
あんまり寒くなりそうなら何か被せてあげたりするそうです。


・・奥が深い・・・


ある程度まで乾燥できたらビニールハウスに入れて
乾燥させるそうです↓




軽くなって、外だと風で飛ばされちゃうから
だそうです。



そんなこんなで2~3週間。


新天の第一弾が出来上がってきましたっ!!





真っ白でキレイ・・・

バリッと角も立っててカッコイイです



今まで本当に簡単に角寒天ができるまでを紹介しました。
ちょっとでも寒天を知ってもらえたらと思います


また「これはどうなってるの?」とか気になることがあれば
どんどん聞いてくださいね。



(クマチャン)