☆寒天屋さんの日記☆

長野県茅野市の松木寒天産業です!
通信販売も行っております(^-^)新着情報盛りだくさんでお伝えしていきます☆★

今年最後も、しるこ。

2007年12月29日 | レシピ
こんにちは。

みなさん、大掃除やお正月の買出しで忙しい頃でしょうか?

お正月といえば美味しいご馳走・・・
・・おもち・・・おしるこ・・・

あぁ、私、おしるこ大好きですっ!!


ちょっと前に寒天を使ったお餅のおしるこを紹介しました。


今回はまたちょっと違ったおしるこです↓





〈材料〉2人前くらい

 白玉粉   80g
 粉末寒天   8g
 水    100ccくらい

 そのまんま寒天  適量
 あんこ  140gくらい


〈作り方〉

 ①白玉粉、粉末寒天を混ぜてそこへお水を少しずつ加えて混ぜてこねていきます
 ②適当な大きさに丸めて茹でます
 ③お好み量のそのまんま寒天と一緒に器に盛って、温めたあんこをかけます



白くて丸いのが白玉団子です。
もちろん、この団子にも寒天入ってます。

その味は・・・・お・い・し~っ
プリプリモチモチしてて美味しいですっ!!


そして何よりも今回のおしるこには
寒天そのものが入ってますっ!!
ここでもやっぱりそのまんま寒天です。

食べてみると・・・あ、美味しいっ
いや、正確に言うと、あんこが美味しいですっ。

寒天自身は温かいあんこでちょっとしんなりした食感です

その主張は弱いけど、団子やあんこにすっかり馴染んじゃうので・・・
それなら入れた方が食物繊維もたくさん摂れるし、すごくいいんじゃっ!!

と思います


お正月、のんびりして、ご馳走を食べて、またのんびりする・・・
という方がほとんどではないでしょうか?(私はそう)
運動不足にもなって、お腹の調子も崩しがちですよね。

そうならないためにもご馳走にちょっと寒天、いかがですか?


年内、明日30日までお店やっています。
お掃除に飽きてしまったときなど、
フラッと立ち寄ってみてくださいね。

年明けは5日から営業します。
おせちやお餅を食べ過ぎたかな・・・と思ったとき
さっぱりところてんはいかがでしょう?

みなさまのご来店をお待ちしています






今年も残すはあとわずか。
来年も良い年になるといいですね



(クマチャン)













角寒天ができるまで その4

2007年12月28日 | 日記
こんにちは。
今日仕事納めの方も多いのではないでしょうか?


昨日までちょっとずつですが、角寒天ができるまでを紹介しました。

その1
その2
その3

今日はまたその続きです。


改良台に広げられた生天





夜がきて気温が下がって凍ると・・・





白く見える部分がありますね


凍った部分をとかします↓







この凍結→溶解をある程度乾燥するまで続ます。


この間もかなりコツがいるそうで、
「急な凍結、急な溶解」は
角寒天の品質を落としてしまうようです。


一晩でしっかり凍ってしまうと
キレイに角が立ったなくなってしまうとか。


また、あんまり高い温度で解かしてしまうと
寒天がまた生天に戻っちゃったり。

 ↑これ、おもしろいんですよー
凍らせる前の生天では「寒天」が「水」に
溶けて均一な状態なんですが、凍るとそれが
分かれるんですよー。

ちょっと分かりずらいけどこんな感じ↓



この凍った氷を溶かして流しちゃえば残るは寒天だけ。
凍結乾燥です。



天気の具合を見ながら、
改良台の向きを変えて、日差しを当てたり、影干ししたり。
あんまり寒くなりそうなら何か被せてあげたりするそうです。


・・奥が深い・・・


ある程度まで乾燥できたらビニールハウスに入れて
乾燥させるそうです↓




軽くなって、外だと風で飛ばされちゃうから
だそうです。



そんなこんなで2~3週間。


新天の第一弾が出来上がってきましたっ!!





真っ白でキレイ・・・

バリッと角も立っててカッコイイです



今まで本当に簡単に角寒天ができるまでを紹介しました。
ちょっとでも寒天を知ってもらえたらと思います


また「これはどうなってるの?」とか気になることがあれば
どんどん聞いてくださいね。



(クマチャン)









角寒天ができるまで その3

2007年12月27日 | 日記
こんにちは。
今年も残すところあと4日ですね
年賀状書きや大掃除、買出しで
みなさん忙しいんじゃないでしょうか?


寒天屋はというと、やっぱりバタバタしています

今まで角寒天ができるまでを簡単ですが紹介してきました。

その1
その2

今日はその続きです。


棒状にカットされたもろぶたの生天は干し場に移されます。
この干し場、秋までは田んぼとして使われていたところです。




↑干し場の様子


もろぶたから生天を出すことを「天出し」といいます。
この作業が角寒天作りで一番マンパワー(人力)
を必要とするところではないでしょうか?

写真の中の何層にも重ねられた木製の台が
おわかりいただけるでしょうか?
この台は改良台というそうで、ここに生天を広げて、
凍結、乾燥させます。

改良台一枚一枚にわらを敷いて、その上に新聞を敷いて・・・
やっと生天が置かれます。

新聞紙は汚れや地面からの冷気を防止するなど
いろいろ都合がいいそうです。





もろぶたから生天を出して改良台に広げて・・・









ど~ん


写真はほんの一部ですが、実際はすごい数の改良台が並びます。


この後さらに「釘刺し」といわれる作業があります。
たくさんの釘が付いた道具(生け花の剣山みたいなの)で
生天に小さな穴を開けていきます。

この穴で水はけが良くなったり、
出来上がりの形がきれいになるそうです


こうなれば後は放っておいて、
凍って、融けて、乾燥すれば出来上がり・・・

というわけではないんですっっ!!

放っておくなんてとんでもないっ!!


まだまだ出来上がりまでいろんな手間がかかります




(クマチャン)






全国デビュー

2007年12月24日 | 日記
こんにちは。

今日はクリスマスイブですね。
みなさんどんな日を過ごすのでしょうか?

寒天屋は今日もバタバタしています


クリスマスとは関係ないのですが・・・

この間の日曜日、NHKの「のど自慢大会」が松本で開催されました。
実は松木寒天に今回の「のど自慢大会」に
出場した社員がいるんですっ!!


たまにブログに参加してくれるTシャツのTさんですっ!!
例えばこんなのとか・・・


歌った曲目は「信濃の国」ですっ!!

・・・
シナノノクニ???


この「信濃の国」は長野の県歌で長野に生まれ育った人なら
必ず歌えるそうです。
みんな小学校に入ると音楽の時間とかに歌うとか。
長野県ではかなりメジャーな歌なので、
県内のCD屋さんとかにもちろん売ってます


私の生まれ育った県では県歌を歌うことが
無かったのですが(だから知らない)
他の県はどうなのでしょうか?


さらにTさんの衣装は木遣り(きやり)のものでした。
Tさんは木遣り保存会の一員です。


私、諏訪地方に引っ越してきて初めて聞きました、「木遣り」。

諏訪地方ではお祭りには無くてはならないもので、
特に諏訪大社の御柱祭では「木遣り唄」に合わせてみんなで柱を
引くそうです。(←本物はまだ見たこと無い)


その衣装は鮮やかな朱色の半被に白い鉢巻き、
手には自分の背よりも大きいくらいの立派な「おんべ」。

「おんべ」という名も諏訪で初めて聞きました。
江戸時代とかに火消しの人が屋根で回してた物のような・・・
大きなハタキのような・・・ものです。


木遣りの歌声はもちろん、
衣装もおんべもすごくキレイで立派なので、
2010年に迫っている諏訪大社御柱祭ではそんなところも
注目していただきたいですっ
(↑きっとニュースでも流れるんじゃないかと・・・)


木遣りの衣装に信濃の国。
会場が盛り上がらないわけがありませんっ!!


私もテレビの前でちょっと興奮しましたっ
テレビに知っている人が出るのって面白いですね

次にのど自慢が長野にくるのは2~3年後だそうです。

また期待しています・・・


(クマチャン)









結構、習わしもの好きです

2007年12月22日 | 日記
こんにちは。
今日から三連休の方も多いのではないでしょうか?

「今日は雪になるらしいね~
なんて話している先から降り始めました。




↑店ののれん、最近新調しました。
 フラッと立ち寄っていただけたらと・・・(赤提灯はないけど)


今日は冬至なんですね
一番昼間が短い日なんですよね。

あとは・・・
かぼちゃとゆず湯っ!!ですね。



かぼちゃといえば今まで結構かぼちゃ、使いましたよー

例えばかぼちゃかん



ちょっと手間はかかったけど、とっても美味しかったです


あとはかぼちゃプリンとか。




もともと松木にはかぼちゃそばゼリーがあって、
これがとっても簡単なので師走で忙しい時期にも良のでは?


かぼちゃを食べてゆず湯に入って風邪知らず
クリスマスにお正月、楽しいイベント満載ですもんね。



(クマチャン)



角寒天ができるまで その2

2007年12月18日 | 日記
こんにちは。

「寒いな~」と思ったら外はみぞれに近い雪が降ってました



この間、角寒天ができるまでの風景を途中までお知らせしました。
今日はその続きです

もろぶたに流し込まれた寒天液、冷えて固まった後
棚から下ろして・・・




↑棚の高さをお伝えできるでしょうか?




ここで登場するのがこの道具です↓



この道具も角寒天作りには欠かせない道具の一つです。
というものの、名前を知らなかったので聞いてみました。


作業中のゼリー担当ボウズ(←今社員総出で作業してます)
ちょっと考えて・・・
「テクニカル・ブリッジですっ!!」
とちょっと嬉しそう。

私が間違ってました


のりつぎで手にマメできちゃった部長に聞いてみると
「天切包丁(てんきりぼうちょう)!」
だそうです。


この天切包丁をむんずっとつかんで・・・





もろぶたの生天にエイッとさしてグイッとひいて棒状にカットします。



この作業をもろぶた1000枚以上・・・

やっぱりこの作業も大変です。


この棒状にカットした生天を稲刈り後の田んぼに干します。





(クマチャン)










お店だけの特典

2007年12月17日 | 日記
こんにちは。

角寒天作りが始まって、何だか最近
バタバタして気付かなかったのですが
みなさん年末年始の準備をしている様ですね

昨日電気屋さんに行ったら
駐車場の空きが無いくらいのお客さんが・・・
すごいですよね。


年末年始の準備でいろいろ買っているみなさんに
その一つとして寒天も買っていただきたいっ!!
(↑本音がでた)

いや、この季節でしか味わえない「生天」(←畑に干す前の物、ところてん)
をみなさんにも試していただきたいということで、
今朝の長野日報に松木寒天の折込広告が入りましたっ!!



幻の味「生天」。お店で試食できます!!ぜひぜひっ!!
みたいに書いてます。


長野日報は長野でも南部(地元の人は南信(なんしん)と言っています)の
情報を中心とした、この地域ではかなりの方が購読している新聞です。



「生天」情報の裏面には他の寒天情報が盛りだくさん↓




そこにはゼリーやそのまんま寒天など
松木で扱っている商品について書かれています。

そのほか工場直売のお店だけの特典として、レシピがもらえるとか。

中でも私が注目したのは広告右上に書かれた「折れ天」です。



↑この写真の上の方。


「折れ天」は角寒天が折れたり変形してしまったものです。
外観、形だけが違うだけなので寒天としても品質は全く問題ありません。

今までお得とは分かっていたものの、
こんなにもお得だとは・・・

「だいたい3600円分の重さのものが1500円でっ!!」
と書かれてる・・・

これってすごいじゃないですかっ!!

この折れ天、お店だけの限定品で他では手に入りませんっ。


たくさん試食もできるしお得品もあるし、
ぜひお店に足を運んでみてくださいね


(クマチャン)







角寒天ができるまで その1

2007年12月15日 | 日記
こんにちは。
かなり久しぶりのブログになってしまいました

気付けは今年も残すはあと2週間ですっ!
これからクリスマス、年末年始と行事が盛りだくさんです。

みなさん色々と準備で忙しいかと思います。

ついに寒天屋も本格的に忙しくなりましたっ!!

朝は暗いうちから、もちろん夜も真っ暗くなるまで・・・
角寒天作りは土日はもちろん、年末年始はほとんど関係なく
毎日行われます。
(↑あ、
 あんまり暖かい日とか雨が続くようだとそうでもないかも・・

毎年恒例のことですが、作り始めのうちはいろいろ調整しながらなので
現場はてんやわんやの様です。


今日の午前中の作業の様子です↓



この間のブログでも紹介したもろぶたが1000枚以上並べられています。

海藻から煮出した寒天液(寒天屋は「糊(のり)」とか呼びます)は
まだ入っていません。






寒天液を注ぐ作業(「のりつぎ」と言われてます)が始まりました!↓



あぁ、湯気がすごい・・・

写真右上あたりに作業をしている人がいる筈なんですが・・・
全くと言っていい程見えません

ご存知のように寒天は冷えると固まってしまうので
この作業ののりは熱々です。

ちょっと離れた場所にある釜からホースを伸ばして注いでいます。

この作業を始めたら、のりが終わりまでノンストップですっ
(途中で止めたらホースの途中でのりが冷えて固まってしまい
 次が出なくなってしまいますっ!)

この量のもろぶたへノンストップなので、かなりの重労働です

作業後の松木寒天部長に話を聞くと・・・
「手にマメ出来てつぶれちゃったよ

いや、笑い事じゃ・・・



のりつぎが一段落すると↓





ここまでの作業でもかなりの労力を使いますが、
みなさんの手元にお届けできる寒天ができるまでには
まだまだ長い道のりが・・・



次回、この続きを(できる限り)お届けします


(クマチャン)





寒いと思ったら・・・

2007年12月05日 | 日記
こんにちは。

昨日、降りましたよー
初雪です

午後になって冷え込んできて
夕方暗くなって外に出てみたら白いものが・・・

結構大きな粒だったので
積もるかな、と思ったのですが
今朝見るとそうでもなかったので良かったです

それでもちょっと白く残ってました↓



↑松木工場4階からの景色です。
 ご近所さんの屋根の上が白くなってます。

どんなに寒くても(大)雪は降らない・・・
この諏訪地方の気候が寒天作りにぴったりらしいです。

今日はとってもいい天気ですが
週末からまた寒くなるらしいので今から覚悟しています。

せめて雪は降りませんようにっ


(クマチャン)



蓋(フタ)?

2007年12月03日 | 日記
こんにちは。
とうとう12月ですね。
師走と言うだけあって、街や店の中が
何となくソワソワして感じられます。

そういう寒天屋もソワソワしてきました
来週あたりから?(←天気を見ながららしいです)
本格的に角寒天の製造が始まるそうです。
今その準備の最中です。

角寒天の製造に欠かせない道具の一つ、「もろぶた」です↓



短い方の幅は40cmくらい
長い方は120cmくらいで
深さは10cmくらいのプラスチック製の容器です。
(↑正確に大きさ測るの忘れた

この「もろぶた」に天草を煮込んで出てきたノリを
流し込んで固めます。
そのあと棒状にカットして干して乾燥させれば
角寒天の出来上がりです。

こんな風に書くととても簡単に出来そうですが、
完成までにはかなりの手間ひまがかけられます。

また本格的な製造が始まったらお知らせできたらと思います


「もろぶた」一枚で出来る角寒天は25本くらいでしょうか?
この「もろぶた」がこんな風になってます↓




たくさんキレイに並べられて、ちょっと迫力あります。
これでもまだ一部なんですよ

本番ではどんな風になるのかちょっと楽しみです。

これから本格的に冬突入です。

寒くなるのは嫌だけど
寒くならないと良い寒天はできないし・・・

正直ちょっと複雑です


(クマチャン)