【人生を無駄にする三つの行動】5353
出口治朗氏の心に響く言葉より…
《人生は九九パーセント失敗する》
最近よく思うのは、人生を無駄にする三つの行動です。
1.「済んだことに愚痴を言う」
2.「人を羨ましいと思う」
3.「人によく思われたいと思う」
人生を無駄にしてもいいと考える人は、この三つをぜひやってください。
無駄にしたくない人は避けていただきたいのですが、人間は三番目に書いた「人によく思われたいと思う」ことから逃れるのが最も難しいのです。
なぜなら、人間は虚栄心が強く、プライド、自意識ともに過剰な生き物だからです。
人によく思われたいと思えば、失敗する姿を人に見せたくないと考え、チャレンジをしなくなっていきます。
やがて八方美人的に振る舞うようになり、結局のところ自分の思いと行動が乖離(かいり)していくので、それが自分を苦しめることになります。
そういう事態に陥らないためにこそ教育が必要なのです。
教育の本来の目的は、生きるための武器を与えることです。
歴史の年号や三角方程式の解法を記憶することも大事ですが、学校でまずもって教えるべきは、人間と人間がつくる社会に対するリアリズムの感覚だと思うのです。
そもそも、チャンスを手に入れた(舞台でうまく踊れた)からといって、やりたいことをやり遂げることができる人は一〇〇人中一人ぐらいしかいないことを知っておくべきです。
少し長いレンジで歴史を眺めれば、一〇〇人中九九人は失敗していることが容易にわかります。
しかも行動した結果は、後の時代にならなければわからないケースがほとんどなのです。
それさえ知っていれば、仮に失敗したとしてもショックを受けることはありません。
大切なのは「九九人が失敗するのだからチャレンジしない」という結論を導き出さないことです。
九九人が失敗するとしても、チャレンジしなければ世界を変えることはできません。
今みなさんが生きている社会は、かつて一〇〇人が変えられると思って挑戦し、一人が成功したからこそ成り立っているのです。
世界を変えようと思う人がたくさんいなければ、一パーセントの絶対数が少なくなり、社会が変わる可能性はそれだけ低くなってしまいます。
チャレンジする自分が、九九パーセントに入るか一パーセントに入るか、それは死ぬまでわかりません。
むしろ死んだあとにしかわからないことのほうが多いのです。
キリスト教の創始者イエスは三〇歳ぐらいで刑死したので、失敗した人の典型とも言えそうです。
しかし、キリスト教は今や世界を取り仕切っている大宗教の一つです。
イエスの生涯を見ると、死んでから何百年、何千年も経って成功する例が多々あることがわかります。
チャレンジしているそばから、成功するか失敗するかということを 考えても仕方がないのです。
チャレンジすることは尊く、失敗は珍しいものではない。
むしろ成功することのほうが稀なのだから、めげる必要などまったくない。
子どもにはそういうファクト(事実)を教えたほうがいいと思います。
日本でもアメリカのように、失敗することが次の飛躍のための経験になるという考え方を教えるべきでしょう。
『「働き方」の教科書』新潮文庫
https://amzn.to/43hrZzm
1.「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。」(松下幸之助)
済んだことにいくら愚痴を言ったところで、過去を変えることはできない。
何時間愚痴を言おうが、事態は一ミリも変わらない。
できることは、現在、只今、できることにベストを尽くすだけだ。
2.「他人をうらやんだりしても、自分は豊かになれない。」 ( 竹村健一 )
「嫉妬」や「ねたみ」という不幸は、他人との比較からはじまる。
嫉妬は、他人への批判や、悪口、さらには怒りという感情にもなってしまうからだ。
『「のに」がつくと愚痴になる』という相田みつをさんの言葉がある。
「あんなヤツ、たいしたことなかったのに」、「オレのが年上なのに」と、他人と比較すれば愚痴になる。
3.『恥をかき続けた27年間を終わってみて、「人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩するものだ」と、気がついた。それが「修行」。「恥ずかしい」と感じることから進歩は始まる。』(野村克也)
「恥ずかしがりや」の特徴は、「失敗をおそれる」ことからきているという。
それは「人によく思われたいと思う」気持ちの裏返しだ。
しかし、「失敗を一度もしなかった人は、挑戦を一度もしなかった人」でもある。
人は、恥ずかしいという思いに比例して進歩するという。
いつくつになっても…
チャレンジすることを恐れない人でありたい。
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出口治朗氏の心に響く言葉より…
《人生は九九パーセント失敗する》
最近よく思うのは、人生を無駄にする三つの行動です。
1.「済んだことに愚痴を言う」
2.「人を羨ましいと思う」
3.「人によく思われたいと思う」
人生を無駄にしてもいいと考える人は、この三つをぜひやってください。
無駄にしたくない人は避けていただきたいのですが、人間は三番目に書いた「人によく思われたいと思う」ことから逃れるのが最も難しいのです。
なぜなら、人間は虚栄心が強く、プライド、自意識ともに過剰な生き物だからです。
人によく思われたいと思えば、失敗する姿を人に見せたくないと考え、チャレンジをしなくなっていきます。
やがて八方美人的に振る舞うようになり、結局のところ自分の思いと行動が乖離(かいり)していくので、それが自分を苦しめることになります。
そういう事態に陥らないためにこそ教育が必要なのです。
教育の本来の目的は、生きるための武器を与えることです。
歴史の年号や三角方程式の解法を記憶することも大事ですが、学校でまずもって教えるべきは、人間と人間がつくる社会に対するリアリズムの感覚だと思うのです。
そもそも、チャンスを手に入れた(舞台でうまく踊れた)からといって、やりたいことをやり遂げることができる人は一〇〇人中一人ぐらいしかいないことを知っておくべきです。
少し長いレンジで歴史を眺めれば、一〇〇人中九九人は失敗していることが容易にわかります。
しかも行動した結果は、後の時代にならなければわからないケースがほとんどなのです。
それさえ知っていれば、仮に失敗したとしてもショックを受けることはありません。
大切なのは「九九人が失敗するのだからチャレンジしない」という結論を導き出さないことです。
九九人が失敗するとしても、チャレンジしなければ世界を変えることはできません。
今みなさんが生きている社会は、かつて一〇〇人が変えられると思って挑戦し、一人が成功したからこそ成り立っているのです。
世界を変えようと思う人がたくさんいなければ、一パーセントの絶対数が少なくなり、社会が変わる可能性はそれだけ低くなってしまいます。
チャレンジする自分が、九九パーセントに入るか一パーセントに入るか、それは死ぬまでわかりません。
むしろ死んだあとにしかわからないことのほうが多いのです。
キリスト教の創始者イエスは三〇歳ぐらいで刑死したので、失敗した人の典型とも言えそうです。
しかし、キリスト教は今や世界を取り仕切っている大宗教の一つです。
イエスの生涯を見ると、死んでから何百年、何千年も経って成功する例が多々あることがわかります。
チャレンジしているそばから、成功するか失敗するかということを 考えても仕方がないのです。
チャレンジすることは尊く、失敗は珍しいものではない。
むしろ成功することのほうが稀なのだから、めげる必要などまったくない。
子どもにはそういうファクト(事実)を教えたほうがいいと思います。
日本でもアメリカのように、失敗することが次の飛躍のための経験になるという考え方を教えるべきでしょう。
『「働き方」の教科書』新潮文庫
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1.「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。」(松下幸之助)
済んだことにいくら愚痴を言ったところで、過去を変えることはできない。
何時間愚痴を言おうが、事態は一ミリも変わらない。
できることは、現在、只今、できることにベストを尽くすだけだ。
2.「他人をうらやんだりしても、自分は豊かになれない。」 ( 竹村健一 )
「嫉妬」や「ねたみ」という不幸は、他人との比較からはじまる。
嫉妬は、他人への批判や、悪口、さらには怒りという感情にもなってしまうからだ。
『「のに」がつくと愚痴になる』という相田みつをさんの言葉がある。
「あんなヤツ、たいしたことなかったのに」、「オレのが年上なのに」と、他人と比較すれば愚痴になる。
3.『恥をかき続けた27年間を終わってみて、「人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩するものだ」と、気がついた。それが「修行」。「恥ずかしい」と感じることから進歩は始まる。』(野村克也)
「恥ずかしがりや」の特徴は、「失敗をおそれる」ことからきているという。
それは「人によく思われたいと思う」気持ちの裏返しだ。
しかし、「失敗を一度もしなかった人は、挑戦を一度もしなかった人」でもある。
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