
【自分力を高める】5502
今北純一(いまきた)氏の心に響く言葉より…
《既成概念を壊すのが苦手な日本人》
今の日本のように、社会のさまざまな制度にほころびが目立ってきているような状態では、多くの人が「冒険はしたくない」「リスクを避けたい」と考えざるをえなくなっても、当然というところがあります。
わが子に対して、「一流大学へ入り、一流企業か一流官庁へ就職し、安定した生活を手に入れてほしい」と願う親がいるのも、ある意味ではしかたのないことかもしれません。
それにこういった社会現象は、何も今にはじまったわけではありません。
でも、みんなが冒険やリスクを恐れていては、今の日本の八方ふさがりの状況を変えることはできないでしょう。
日本というのは、既成概念、既成事実、既成の体制を壊すことが、とても苦手な国だと思います。
すでにできあがっているものを作り変える勇気や、新しいものを作り出す喜びよりも、できているものを壊すことへの不安の方がずっと大きいために、ブレークスルー(現状打破)をすることが難しくなっているということだと思います。
また、日本人はソリューションを概念設計するのが苦手です。
ソリューションは「問題解決」などと訳されますが、実際には、顧客のクレーム処理までもソリューションと呼んだりもしています。
これに対して、私自身は、「すでにある技術や情報、モノなどを組み合わせて、新しい価値を生み出すこと」をソリューションと定義しています。
たとえば、日本には世界に誇る産業技術や、その成果である商品がいろいろとあります。
日本人は、個別の商品を究極のところまで洗練して完成させるということについては得意なのですが、それらをトータルに組み合わせて、最終的に今までなかったような新しい価値やシステムを作り出すことは苦手です。
部品はいくつかバラバラに持っているけれど、それらを組み合わせて何ができるかを考えられないために、国際競争に負けてしまう。
また、一人ひとりの日本人が、「オリジナリティを追求して今までにない新しいものを創造しよう」という気持ちにならなければ、本当のソリューションはなかなかできないでしょう。
オリジナリティは、自分力の要素の一つです。
私達人間が生きている証でもあります。
とても重要なものなのです。
今、日本では、「社会に出れば個人の能力が問われる」「個性を持たなきゃいけない」「組織に頼らず個の自立をめざせ」などと、さかんに言われています。
自分力とは、「自立」「個性」「能力」などを総合したものですが、誰かから「持たなきゃいけない」と強制されるようなものではありません。
自分力とは、その名の通り、自分で身につけ、自分で高めていくものです。
『自分力を高める』岩波ジュニア新書
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かつて、日本の携帯は世界でもトップを走っていた。
スペックを極限まで磨き、短小軽薄を追求し、国内メーカー同士で競い合った。
その熾烈な競争の中、iPhoneが登場した。
スペックではなく、音楽や写真、インターネット機能を充実させ、むしろ電話機能は添え物となる圧倒的な使い勝手のよさで、あっという間に日本のメーカーを駆逐した。
iPhoneは違う土俵で勝負をしたのだ。
すなわち、「すでにある技術や情報、モノなどを組み合わせて、新しい価値を生み出すこと」というソリューションで日本は負けた。
今こそ、オリジナリティを追求して、新しいことやモノを創造することが必要なときはない。
新しい価値を生み出すため…
「自分力」を高めることができる人でありたい。
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今北純一(いまきた)氏の心に響く言葉より…
《既成概念を壊すのが苦手な日本人》
今の日本のように、社会のさまざまな制度にほころびが目立ってきているような状態では、多くの人が「冒険はしたくない」「リスクを避けたい」と考えざるをえなくなっても、当然というところがあります。
わが子に対して、「一流大学へ入り、一流企業か一流官庁へ就職し、安定した生活を手に入れてほしい」と願う親がいるのも、ある意味ではしかたのないことかもしれません。
それにこういった社会現象は、何も今にはじまったわけではありません。
でも、みんなが冒険やリスクを恐れていては、今の日本の八方ふさがりの状況を変えることはできないでしょう。
日本というのは、既成概念、既成事実、既成の体制を壊すことが、とても苦手な国だと思います。
すでにできあがっているものを作り変える勇気や、新しいものを作り出す喜びよりも、できているものを壊すことへの不安の方がずっと大きいために、ブレークスルー(現状打破)をすることが難しくなっているということだと思います。
また、日本人はソリューションを概念設計するのが苦手です。
ソリューションは「問題解決」などと訳されますが、実際には、顧客のクレーム処理までもソリューションと呼んだりもしています。
これに対して、私自身は、「すでにある技術や情報、モノなどを組み合わせて、新しい価値を生み出すこと」をソリューションと定義しています。
たとえば、日本には世界に誇る産業技術や、その成果である商品がいろいろとあります。
日本人は、個別の商品を究極のところまで洗練して完成させるということについては得意なのですが、それらをトータルに組み合わせて、最終的に今までなかったような新しい価値やシステムを作り出すことは苦手です。
部品はいくつかバラバラに持っているけれど、それらを組み合わせて何ができるかを考えられないために、国際競争に負けてしまう。
また、一人ひとりの日本人が、「オリジナリティを追求して今までにない新しいものを創造しよう」という気持ちにならなければ、本当のソリューションはなかなかできないでしょう。
オリジナリティは、自分力の要素の一つです。
私達人間が生きている証でもあります。
とても重要なものなのです。
今、日本では、「社会に出れば個人の能力が問われる」「個性を持たなきゃいけない」「組織に頼らず個の自立をめざせ」などと、さかんに言われています。
自分力とは、「自立」「個性」「能力」などを総合したものですが、誰かから「持たなきゃいけない」と強制されるようなものではありません。
自分力とは、その名の通り、自分で身につけ、自分で高めていくものです。
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かつて、日本の携帯は世界でもトップを走っていた。
スペックを極限まで磨き、短小軽薄を追求し、国内メーカー同士で競い合った。
その熾烈な競争の中、iPhoneが登場した。
スペックではなく、音楽や写真、インターネット機能を充実させ、むしろ電話機能は添え物となる圧倒的な使い勝手のよさで、あっという間に日本のメーカーを駆逐した。
iPhoneは違う土俵で勝負をしたのだ。
すなわち、「すでにある技術や情報、モノなどを組み合わせて、新しい価値を生み出すこと」というソリューションで日本は負けた。
今こそ、オリジナリティを追求して、新しいことやモノを創造することが必要なときはない。
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