AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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言い争いになりそうなとき 人の心に灯をともす 5528より 写真はMさんからいただいたプレゼントです...

2023年11月14日 | 
【言い争いになりそうなとき】5528




精神科医、ルイス・ターターリャ氏の心に響く言葉より…


言い争いになりそうなときには、自分が正しいと思うことをいったんやめてみるのはどうだろうか。

これは、心理学で言う「思考停止法」というやり方だ。


別に、口ゲンカで勝ったからといって、賞品がもらえるわけでも得をするわけでもない。

たしかに、自分は議論に勝ったという一時的な快感はあるかもしれないが、それによって人間関係に支障をきたすようでは、まったく意味がない。


私の妻はこの「思考停止法」をとても上手に使う。

たとえば、二人の間で口論が始まりそうになると、どちらが勝っても負けてもイヤな気持ちになることを知っているため、すぐにこういうセリフで議論を切り上げてしまうわけである。

「ねぇ、ちょっと休まない? こんなにつまらないことで、愛してるあなたとケンカしなきゃいけないなんてバカみたいだわ」

彼女のこんな一言で、私の頭はすぐに冷静になる。


たしかに口論のきっかけを考えれば、どうでもいいようなことが大半である。

些細な点で言い争いをしていては、自分のいいところを伸ばす暇も、心の強さを養う時間もない。


すぐにカッとなりやすい人は、思考を停止してみるといいだろう。

電気のスイッチを消すように、いったん思考のスイッチを止めてしまうのだ。

そうすると、「自分が正しい」という思い込みが、あまりにも現実ばなれしていて、子どもじみた振る舞いであったことに気づくことができる。


『不思議なくらい 心が強くなるヒント』三笠書房
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人は、自分の正しさを証明したくてたまらなくなるときがある。

それは、会話の中でだったり、自分のSNSやブログでの発信の中でだったりする。

「その考えは間違っている」と言われたり、あるいはネットで書き込みがあったとき、すぐさま反応したくなる。



ある海外の有名な作家が、自分の本に対して辛辣な批評がしてあると、それに対して激烈な文章で反論した長文の手紙を書いたそうだ。

その手紙を出すことを頼まれた奥さんは、それをひそかに机の引き出しにしまっておいて出さなかった。

奥さんが亡くなってから、何十通もの手紙が引き出しから出てきて、その作家は自分の激情を反省したという。


自分の正しさを証明しようと言い返したところで、相手は「はい、そうですか」と簡単に意見を変えることはない。

向こうは向こうで正しいと思っているからだ。

かくして、その不毛な論争は永遠に終わらない。


言い争いになりそうなとき…

「思考停止法」という言葉を胸に刻みたい。





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