AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

ソムリエの「言葉にして伝える技術」 人の心に灯をともす 780より

2011年10月14日 | うたしやきなお話
一円サンの愛読しているメールマガジンより…お福分けさせて…いただきます…m(__)m…
写真は…伊勢志摩のマリカサンの提供です…ありがとう…ございます…m(__)m…

正観サンの四十九日まで…
正観サンの辞世の句とともに…
感謝の言葉を入れさせていただきます…m(__)m…

わが形見
高き青空掃いた雲
星の夜空に
日に月に

わがかたみ
たかきあおぞらはいたくも
ほしのよぞらにひにつきに

正観サン…どうもありがとうございました…m(__)m…


【ソムリエの「言葉にして伝える技術」】№780


田崎信也氏の心に響く言葉より…


ソムリエの仕事には、「言葉」が非常に重要な役割を果たしています。

言葉は、実はソムリエにとって、切っても切り離せない、言ってみれば仕事の大切な道具なのです。


僕は、一年間に一万種以上のワインの試飲をします。

それらのワインの特徴を記憶するための方法は、視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚といった、五感をフル稼動させて、感じとったことを言葉に置き換えることから始まります。


ワインの外観には、視覚を使います。

色合いの微妙なニュアンスの違いを、宝石の色などにたとえます。

アルコールのボリュームを知るために、液体の粘着性を観察し、言葉で表現し、液体の清澄度合いも言葉に置き換えます。


ワインの香りは、嗅覚で感じた香りをいろいろなものに置き換えて表現します。

果物や花、スパイスやハーブ、木や土などにたとえます。

その数は500以上にも及びます。


ワインの味わいには、味覚や触覚を使います。

甘味、酸味、塩味、苦味、旨味の五味のバランスを表現します。

ワインの温度や赤ワインに含まれるタンニンからの渋みや、発泡性ワインの泡の刺激は、口中での触感でとらえ、言葉にしていきます。

また、発泡性ワインの場合には、聴覚を使って泡の状態を確認することもあります。


では、なぜソムリエは、五感で感じたことを言葉に置き換えるのでしょうか。

五感で受け止めた感覚は、潜在的な記憶にとどまることがあっても、それだけでは、自由自在に引き出せる記憶にはなっていません。

いつでも思い出し、より明確に呼び起こすためには、言葉が必要なのです。

ワインを一種類ずつ、五感のセンサーで受け止めた感覚を左脳で判断し、言語化し、記憶し、それを整理しデーターとして蓄積することにより、容易に検索するための手助けとするのです。


そして、その言語は他人と共有できなくては意味のないものであり、英語やフランス語などと同じように単語の意味を知り、文法を学び、使いこなして行きます。

こうすることで、世界中のワイン生産者やソムリエの間で有効なコミュニケーション・ツールとなるのです。

『言葉にして伝える技術』祥伝社



田崎氏は、たとえばテレビのレポーターが、おいしい肉料理を食べたときに、「やわらかくて、おいしい」という表現が常套句(じょうとうく)となっているが、これは、触感による感覚のことしか表現されていないという。

嗅覚や味覚…つまり、香りや味がどうなのかがまったくわからないので、相当に不十分な表現だという。

同様に、「こんがりきつね色」「肉汁がじゅわっと広がる」「バターを贅沢に使った」「プリプリした」「脂がのっている魚」…


我々は、思い込みや、印象、古くからの言い回しを、考えもしないで使うことが多い。

特に、五感による表現は慣れていない。


五感を鍛えるのに一番よい方法は、嗅覚だと、田崎氏は言う。

箱の中に入った野菜を、目隠しして当てる実験をした場合、野菜をジュースにして(鼻をつまんで)飲んだ味覚も、手で触った触覚も、嗅覚以上に当てになることはなかったからだという。

五感の中で、他の動物に比べて圧倒的に劣っているのが、嗅覚。

嗅覚は、動物にとって、身の安全を守るために不可欠の感覚だが、安全に慣れきった現代人は退化してしまった。


我々は、もっと五感を研ぎ澄まし、表現力豊かな人を目指したい。





□□□□□□□□

【人の心に灯をともす】

メルマガ登録はこちら(空メールで登録できます)
    ↓
00564226s@merumo.ne.jp

□□□□□□□□

メルマガの履歴(バックナンバー)と解除はこちらから
    ↓
http://merumo.ne.jp/00564226.html

□□□□□□□□

朝だけ、Twitter(ツイッター)はじめました

本日のメルマガを短文でつぶやいてます

よかったらフォローしてください
    ↓
http://twitter.com/hiroo117

□□□□□□□□

【人の心に灯をともす】のブログはこちら
    ↓
http://ameblo.jp/hiroo117/

□□□□□□□□

【人の心に灯をともす】http://merumo.ne.jp/00564226.html より 、とひとこと表記いただければ、このブログの引用、転載はご自由です

わざわざ、ご連絡の必要はありません


バックナンバー
http://bn.merumo.ne.jp/list/00564226
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 50対50 100人の1歩より | トップ | 第372弾 吉継と五助と高刑 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (万葉)
2011-10-14 14:29:45
ありがとう とても  心にしみる ことができました
返信する
ああ~万葉サン… (松本一円)
2011-10-14 15:28:12
よかったですね~…

一円サンも…とっても心に染(し)みました~…

ワインソムリエサンって…

ほんと…ものすごいんですね~…

五感をフル活用して…

言葉にしていく技術…

圧巻(あっかん)です…

一円サンなんて…

下(しも)な言葉(ことば)かり…

フル活用…フル回転…

いや…フル貝転(かいてん)ですから…

アハハ…笑(*^.^*)

愛変(あいか)わらず…

くだらない感じでまいります…

万葉サン…どうもありがとうございます…m(__)m…

返信する