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【「のび太」という生き方】№853
富山大学名誉教授の横山泰行氏の心に響く言葉より…
ドラえもんマンガにおいて、ひみつ道具の登場しない作品はほとんど存在しません。
そして、大部分のひみつ道具には、つねになんらかのメッセージが込められています。
たとえば、ひみつ道具「かならず当る手相セット」の場合、最初はとてもうまく手相がピタリと当りますが、途中から脱線してはずれてばかりになってしまいます。
するとのび太は「手相なんて気にしているときりがない。ぼくなりに、がんばっていくよ」と宣言し、ドラえもんから「えらい!のび太くんしっかり!」と激励されています。
このように、ひみつ道具ははじめのうちは、次々に起こるあらゆる問題に対してうまく機能し、スムーズな解決への期待を抱かせます。
しかしながら、最終段階では、たとえひみつ道具を使用しても、根本的な問題の解決にはなんらつながらないといった結果に終わります。
またそれは、『一生に一度は百点を…』にも見ることができます。
このお話は、ドラえもんが提供したひみつ道具「コンピューターペンシル」によって、のび太がおそらく一生に一度、テストで100点をとるチャンスが訪れます。
これは誰でもすらすらとテストの問題が解ける、夢のようなペンシルなのですが、テストの前の晩にドラえもんは、このひみつ道具を使おうとするのび太を非難します。
のび太は「かまうもんか!あしたぜったに使ってやるぞ!」と決意しながら眠りにつきました。
でも、テスト当日ドラえもんの昨晩の顔が脳裏に浮かび、のび太は「やめた!ふつうのえんぴつでやろう」と決意を覆しています。
結局、ドラえもんのひみつ道具の基本的なスタンスは、ひみつ道具に頼らないで、自力で問題の解決に対処することがベストである、ということなのです。
のび太にとってひみつ道具とは、あくまでも「自分のいいところ」を伸ばしたり、ちょっと足りないなにかを後押ししたり、また潜在意識のなかで眠っているのび太の優しい心を覚醒させたりする、触媒のような存在なのです。
『雪山のロマンス』で、のび太は相変わらずドジばかり繰り返しますが、のび太の隠れた素質を数多く見てきたしずかちゃんは、ついにのび太との結婚を決意します。
そして、のび太に「そばについててあげないとあぶなくてみていられないから」という珠玉の愛の言葉を捧げるのです。
さらに、『のび太の結婚前夜』では、しずかちゃんの「あたし…、不安なの。うまくやっていけるかしら」の問いに対して、しずかちゃんのパパはきっぱりと「やれるとも。のび太くんを信じなさい」と答えています。
そして、しずかちゃんのパパはドラえもん史上もっとも心に響く次のようなアドバイスをします。
「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それが人間にとってだいじなことなんだからね」
この話を聞きながら、しずかちゃんはのび太との幸せな結婚生活を確信し、結婚式に臨んだのでした。
テストを受ければ5回に1回は0点、先生にしょっちゅう廊下に立たされる。
放課後にはジャイアンやスネ夫にいじめられ、ママから叱られてばかりいるのび太くん。
しかし、幾多の困難を経て、真の優しさや思いやりを身につけた彼は、ついに憧れ続けたマドンナ・しずかちゃんを射止め、幸せな結婚生活を手にします。
『「のび太」と言う生き方』アスコム
人は、目の前が真っ暗になるような困難なできごとや、絶望するようなトラブルに出会ったとき、何か奇跡が起こってくれないか、と願うことがある。
ドラえもんのひみつ道具がそこにあったら、どんなに心が楽になることだろう、と思う。
しかし、どんなに素晴らしい幸運も、奇跡も、自らの努力なしに手に入れたものは、あっというまになくなってしまう、という現実がある。
たとえば、宝くじで大金が当ったがために、不幸になったという例は世界中で数多く報告されている。
簡単な方法で手に入れたものは、簡単になくなるし、苦労なしに手に入れた幸せは、あっという間に去っていく。
人の世は、やっかいなことに、どうもそういう理屈でできている。
「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人」
右往左往しながらでも、最後は自力で問題を解決する、「のび太」という生き方も素敵だ。
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富山大学名誉教授の横山泰行氏の心に響く言葉より…
ドラえもんマンガにおいて、ひみつ道具の登場しない作品はほとんど存在しません。
そして、大部分のひみつ道具には、つねになんらかのメッセージが込められています。
たとえば、ひみつ道具「かならず当る手相セット」の場合、最初はとてもうまく手相がピタリと当りますが、途中から脱線してはずれてばかりになってしまいます。
するとのび太は「手相なんて気にしているときりがない。ぼくなりに、がんばっていくよ」と宣言し、ドラえもんから「えらい!のび太くんしっかり!」と激励されています。
このように、ひみつ道具ははじめのうちは、次々に起こるあらゆる問題に対してうまく機能し、スムーズな解決への期待を抱かせます。
しかしながら、最終段階では、たとえひみつ道具を使用しても、根本的な問題の解決にはなんらつながらないといった結果に終わります。
またそれは、『一生に一度は百点を…』にも見ることができます。
このお話は、ドラえもんが提供したひみつ道具「コンピューターペンシル」によって、のび太がおそらく一生に一度、テストで100点をとるチャンスが訪れます。
これは誰でもすらすらとテストの問題が解ける、夢のようなペンシルなのですが、テストの前の晩にドラえもんは、このひみつ道具を使おうとするのび太を非難します。
のび太は「かまうもんか!あしたぜったに使ってやるぞ!」と決意しながら眠りにつきました。
でも、テスト当日ドラえもんの昨晩の顔が脳裏に浮かび、のび太は「やめた!ふつうのえんぴつでやろう」と決意を覆しています。
結局、ドラえもんのひみつ道具の基本的なスタンスは、ひみつ道具に頼らないで、自力で問題の解決に対処することがベストである、ということなのです。
のび太にとってひみつ道具とは、あくまでも「自分のいいところ」を伸ばしたり、ちょっと足りないなにかを後押ししたり、また潜在意識のなかで眠っているのび太の優しい心を覚醒させたりする、触媒のような存在なのです。
『雪山のロマンス』で、のび太は相変わらずドジばかり繰り返しますが、のび太の隠れた素質を数多く見てきたしずかちゃんは、ついにのび太との結婚を決意します。
そして、のび太に「そばについててあげないとあぶなくてみていられないから」という珠玉の愛の言葉を捧げるのです。
さらに、『のび太の結婚前夜』では、しずかちゃんの「あたし…、不安なの。うまくやっていけるかしら」の問いに対して、しずかちゃんのパパはきっぱりと「やれるとも。のび太くんを信じなさい」と答えています。
そして、しずかちゃんのパパはドラえもん史上もっとも心に響く次のようなアドバイスをします。
「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それが人間にとってだいじなことなんだからね」
この話を聞きながら、しずかちゃんはのび太との幸せな結婚生活を確信し、結婚式に臨んだのでした。
テストを受ければ5回に1回は0点、先生にしょっちゅう廊下に立たされる。
放課後にはジャイアンやスネ夫にいじめられ、ママから叱られてばかりいるのび太くん。
しかし、幾多の困難を経て、真の優しさや思いやりを身につけた彼は、ついに憧れ続けたマドンナ・しずかちゃんを射止め、幸せな結婚生活を手にします。
『「のび太」と言う生き方』アスコム
人は、目の前が真っ暗になるような困難なできごとや、絶望するようなトラブルに出会ったとき、何か奇跡が起こってくれないか、と願うことがある。
ドラえもんのひみつ道具がそこにあったら、どんなに心が楽になることだろう、と思う。
しかし、どんなに素晴らしい幸運も、奇跡も、自らの努力なしに手に入れたものは、あっというまになくなってしまう、という現実がある。
たとえば、宝くじで大金が当ったがために、不幸になったという例は世界中で数多く報告されている。
簡単な方法で手に入れたものは、簡単になくなるし、苦労なしに手に入れた幸せは、あっという間に去っていく。
人の世は、やっかいなことに、どうもそういう理屈でできている。
「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人」
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