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【みてござる】№1020
大谷派浄信寺の西端(にしばた)春江副住職の心に響く言葉より…
佐藤義詮(ぎぜん)先生は立派なお寺の住職さんで、大阪の知事になられた方ですけれども、ある時大阪・船場の問屋さんにお説教に行かれるんですね。
その問屋の玄関に立った時、大きな扁額(へんがく)があり、平仮名で「みてござる」と書いてあったらしいのです。
上に上がられたら応接間にも「みてござる」、お手洗いにも「みてござる」、仏間にも「みてござる」の額が飾ってある。
それで、佐藤先生がご主人に
「珍しいですね。扁額はよう読まない難しい字が書かれてあるものなのに」
とお尋ねになったら、ご主人は次のような話を始められたのだそうです。
その方のお父さんは飛騨高山のご出身なのですが、小さい時に父親を亡くされて貧乏のどん底でね。
お母さんが「どうしてもおまえを養えないから」とおっしゃって、13歳で大阪に奉公に行かれるのです。
いよいよ明日は見知らぬ大阪に出発という日の晩、二人ともなかなか眠れない。
お母さんが「じゃあ、お話ししようか」と夜が白むまで子供にお話をされました。
「貧乏でおまえに何もしてあげられなかった。
何か餞別(せんべつ)をしたいんだけど、それもできない。
物を買うお金もないので、火にも焼けないし水にも流れない言葉をあなたに贈ります」
そう言ってお母さんが平仮名で書いて、少年に手渡されたのが「みてござる」という言葉だったんです。
少年はその言葉を持って大阪に出るのですが、やはり辛い船場でのご奉公があって、ある時淀川(よどがわ)の堤防を歩きながら
「辛いなあ、お母さんが恋しいなぁ。この川にはまれば楽になれるのに」
と思っていたら、ふと「みてござる」という言葉が頭に浮かんで少年を引き戻すんですね。
それからも、先輩からいじめられたり、いろいろ辛い体験をされるのですが、そういう時のお守りが常に「みてござる」だったといいます。
この方はやがて船場に店を張るまでに成功し、75歳でお亡くなりになられます。
臨終の場に息子たちや番頭さんを集めて
「いろいろお世話になりました。
私はおかげさまで成功できたと思うけれども、それには、やはり目に見えない私を引っ張ってくれるものがあった。
それが『みてござる』という言葉なんや。
どうか子々孫々に伝えて長くわが家の家宝としてほしい」
と言われたというんです。
『一流たちの金言 2』致知出版社
こんな言葉がある。
「みてござる
ご先祖さまがみてござる
慈悲のまなこでみてござる」
ご先祖さまや、天は、どんな時でも、やさしく見守ってくれる。
しかし同時に、「お天道さまが見ている」の言葉の通り、悪事も天は見逃さない。
雨の日も風の日も、道行く人を、手を合わせ拝んでいるのは、道端にひっそりと立つお地蔵様だ。
地蔵菩薩と言われ、災難や苦しみから、我々を見守ってくれているという。
「みてござる」
辛いときも、悲しいときも、きっと、だれかが見ていてくれる。
□□□□□□□□
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大谷派浄信寺の西端(にしばた)春江副住職の心に響く言葉より…
佐藤義詮(ぎぜん)先生は立派なお寺の住職さんで、大阪の知事になられた方ですけれども、ある時大阪・船場の問屋さんにお説教に行かれるんですね。
その問屋の玄関に立った時、大きな扁額(へんがく)があり、平仮名で「みてござる」と書いてあったらしいのです。
上に上がられたら応接間にも「みてござる」、お手洗いにも「みてござる」、仏間にも「みてござる」の額が飾ってある。
それで、佐藤先生がご主人に
「珍しいですね。扁額はよう読まない難しい字が書かれてあるものなのに」
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その方のお父さんは飛騨高山のご出身なのですが、小さい時に父親を亡くされて貧乏のどん底でね。
お母さんが「どうしてもおまえを養えないから」とおっしゃって、13歳で大阪に奉公に行かれるのです。
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「貧乏でおまえに何もしてあげられなかった。
何か餞別(せんべつ)をしたいんだけど、それもできない。
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そう言ってお母さんが平仮名で書いて、少年に手渡されたのが「みてござる」という言葉だったんです。
少年はその言葉を持って大阪に出るのですが、やはり辛い船場でのご奉公があって、ある時淀川(よどがわ)の堤防を歩きながら
「辛いなあ、お母さんが恋しいなぁ。この川にはまれば楽になれるのに」
と思っていたら、ふと「みてござる」という言葉が頭に浮かんで少年を引き戻すんですね。
それからも、先輩からいじめられたり、いろいろ辛い体験をされるのですが、そういう時のお守りが常に「みてござる」だったといいます。
この方はやがて船場に店を張るまでに成功し、75歳でお亡くなりになられます。
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私はおかげさまで成功できたと思うけれども、それには、やはり目に見えない私を引っ張ってくれるものがあった。
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こんな言葉がある。
「みてござる
ご先祖さまがみてござる
慈悲のまなこでみてござる」
ご先祖さまや、天は、どんな時でも、やさしく見守ってくれる。
しかし同時に、「お天道さまが見ている」の言葉の通り、悪事も天は見逃さない。
雨の日も風の日も、道行く人を、手を合わせ拝んでいるのは、道端にひっそりと立つお地蔵様だ。
地蔵菩薩と言われ、災難や苦しみから、我々を見守ってくれているという。
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