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中国史上、もっとも国内が治まった「貞観」(627〜649年)時代の皇帝「太宗」の「逆鱗」についてのお話です。
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「韓非子」の「説難」篇の中には、臣下が君主を説得することの困難さについて述べたくだりがあります。
「龍という生きものは、おとなしくしているときには、飼いならして背中に乗ることもできる。
けれど、龍の喉元には、『逆鱗』と呼ばれる鱗が逆さに生えた部分があり、もし人がそれに触れると、龍は怒って、その者を間違いなく殺してしまう。
君主にも同じように逆鱗がある。
意見を述べる者は、逆鱗に触れないように心がけるべきである。
君主の逆鱗に触れないように説得することこそが、成功への近道である」
太宗は、この故事を引用しながら、家臣が誠意を持って諫言することの大切さを説いています。
「私はこういうことを聞いたことがある。
龍は飼いならし、手なずけることができる。
しかし、龍の喉元の下には逆さに生えた鱗があり、この鱗を触った者は龍に殺される。
君主にも逆鱗があって、君主の意向に背けば、君主の激怒を招くことになる。
しかし、あなたたちは、逆鱗を触れることから逃げず、各自が私に意見書を出してくれた。
今後もあなたたちがこのようにしてくれたら、国家が傾く心配はない」
人間は感情の動物なので、ついカッとなってしまうことがよくあります。
太宗は、自分にも逆鱗があることを認めた上で、「極力、怒らないように自制するし、人の話を聞くように努めるから、おまえたちも、逆鱗に触れることを恐れずに、思ったことは何でもいってほしい」と願いを求めているのです。
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座右の書『貞観政要(じょうがんせいよう)』
出口 治明 著
KADOKAWA
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上司のこの姿勢が、組織の底力を引き出します。
アメリカの心理学者、マーシャル・ロサダによると、
「ポジティブな感情とネガティブな感情がおよそ3:1以上の比率になっていると、人は意欲的に働く」
という研究結果を発表していて、理想的な職場では、6:1なんだそうです。
この法則を「ロサダの法則」といいます。
一回叱るのに対し、3回〜6回は褒めましょうということです。
そして、先ほどの太宗のように、「逆鱗」に触れるようなことでも、「勇気を出して言ってくれてありがとう」「会社のため、お客さんのためになることならば、遠慮なく言ってくれ」というトップや上司ならば、本当の情報が集まってくるでしょう。
言いづらい雰囲気や、機嫌が悪い上司には、当たり障りない情報しか入ってこなくなり、結果的に“裸の王様”になってしまいます。
意見を採用する・しないは別として、聴ける人でありたいですね♪
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今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。
心より感謝します。
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このメルマガは、
転送、掲載、自由です。
朝礼や飲み会の席、友人や家族との会話で、どんどんご活用いただけたらと思います。
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ブログやメルマガ、フェイスブック等のネタとして使用する際は、以下のような文を入れて頂ければ、断りは要りません。
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この話は、メルマガ「魂が震える話」で紹介されていました。
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よろしくお願い致します。
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発行責任者 「魂が震える話」けい
お問い合わせ kei@tamafuru.com
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「龍という生きものは、おとなしくしているときには、飼いならして背中に乗ることもできる。
けれど、龍の喉元には、『逆鱗』と呼ばれる鱗が逆さに生えた部分があり、もし人がそれに触れると、龍は怒って、その者を間違いなく殺してしまう。
君主にも同じように逆鱗がある。
意見を述べる者は、逆鱗に触れないように心がけるべきである。
君主の逆鱗に触れないように説得することこそが、成功への近道である」
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しかし、あなたたちは、逆鱗を触れることから逃げず、各自が私に意見書を出してくれた。
今後もあなたたちがこのようにしてくれたら、国家が傾く心配はない」
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「ポジティブな感情とネガティブな感情がおよそ3:1以上の比率になっていると、人は意欲的に働く」
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この法則を「ロサダの法則」といいます。
一回叱るのに対し、3回〜6回は褒めましょうということです。
そして、先ほどの太宗のように、「逆鱗」に触れるようなことでも、「勇気を出して言ってくれてありがとう」「会社のため、お客さんのためになることならば、遠慮なく言ってくれ」というトップや上司ならば、本当の情報が集まってくるでしょう。
言いづらい雰囲気や、機嫌が悪い上司には、当たり障りない情報しか入ってこなくなり、結果的に“裸の王様”になってしまいます。
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