AI (ええ愛・Atelier Ichien)

ここは、『AI(ええ愛)』のある人たちの自由な空間です。一つ一つの記事に『AI(ええ愛)』が込もっているものばかりです。

vol.3521 ほめずに叱らずに人を動かす 魂が震える話より 写真はCさんからいただいたプレゼントです...

2017年11月27日 | 
「ほめずに叱らずに人を動かす」というお話です。


_______


基本的には「ほめる」に賛成なのですが、一方、ほめるというのは本当に難しいことだというのも事実です。


認知的不協和があるからです。


よく絵を描く子ともに「上手に描けたね」「えらいね」などと声をかけるほめ方は、あまり感心しません。


絵を描く子は、描きたいから描いているのです。これを「内発的動機」と呼びます。


ご褒美や名声などの外的理由ではなく、自分の内部から「やる気」が湧き出している状態です。


内発的動機には根拠がありません。好きに理由などないのです。


それなのにまわりの大人は、ついついほめてしまいます。


すると「絵を描くのが好き」ではなく「ほめられたいから描いている」と、自分の行動の意味が変化してしまいます。


単にほめられたいだけなら、ほかのことでもいいわけです。ですから、「絵を描く」という手段を選ばなくなります。これはもったいないことです。


せっかく興味を持っていたのに。


ほめたいからほめる、しかりたいからしかる――。これは単なる親のエゴです。ヒトは高度な認知を備えているからこそ、安易にほめることは有効ではありません。


とはいえ、こうした理想教育論ばかりを掲げたところで、読者の多くは「そんな繊細な育児方法は私にはムリ」と思われるかもしれません。


実際、私も理想からは程遠いのが現実です。そんなときはせめて「笑顔で子どもに接する」ように心がけるのです。


例えば、片づけなくて困ったときは、イライラして「なぜ片づけないの!」とか「片づけないならもう遊ばせない」などと怒鳴っては逆効果です。


ぐっと気持ちを抑えて、笑顔で楽しそうに、まず自分から片づけはじめてみましょう。


それだけで、きっと子どもは寄ってきます。「楽しそうに何してるんだろう」と。そうしたら、しめたものです。「どう?一緒にやる?」。そう声をかけるだけでよいのです。


遊びでも家事でも、親が楽しそうにやっているものに、子どもは自然と興味を持ち、マネをしたがるものです。


こうした方法で、一度もしからずに、自然と片づけられるようになる、つまり内面化が成立することが証明されています。


_______


パパは脳研究者

池谷裕二 著

クレヨンハウス


_______


アドラーは、「褒める」や「叱る」を否定し、「勇気づけ」を薦めています。


勇気づけとして、「ありがとう(感謝)」「うれしい(喜び)」「助かるよ(貢献感)」「だいすき(愛情)」などを伝える言葉があります。


褒められてやる子は、褒められないとやらない子になります。


次第に、大げさに褒めないとやらなくなり、最終的には褒めちぎってもやらなくなります(笑)


叱られてやる子は、叱られないとやらない子になります。


次第に、きつく叱らないとやらなくなり、最終的には怒鳴り散らしてもやらなくなります。


アメとムチの末路はだいたいこうなるのです。


これは、親子だけでなく、あらゆる組織で言えることです。


そして、


もし褒めるとしたら、人柄を褒める。


もし叱るとしたら、行ないを叱る。


また、何かを手伝ってほしいときは、「手伝って」と言われるよりも、「お手伝いができる子になって」と言われたときのほうが30%近く手伝う子になり、


悪いことをしてほしくないときは、「悪いことをしないで」と言われるよりも、「悪いことをする人にはならないで」と人格に訴える言い方のほうが、悪いことをする被験者は半分になったという実験もあります。


「飲んだら乗るな」よりも「酔っ払い運転手になるな」のほうが良いということです。


そして、褒めるや叱るより、もっと重要なのは、以下のアドラーの言葉、


「『よくできたね』と褒めるのではなく、『ありがとう、助かったよ』と感謝を伝える。


感謝される喜びを体験すれば、自ら進んで貢献を繰り返すだろう」


感謝を伝え、楽しそうにやっている姿を見たら、やらずにはいられなくなるでしょうね♪

__________

今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

心より感謝します。

__________


ブログにも記事をアップしてあります。

「魂が震える話」ブログ

http://ameblo.jp/and-kei/



このメルマガは、

転送、掲載、自由です。

朝礼や飲み会の席、友人や家族との会話で、どんどんご活用いただけたらと思います。

こちらから登録出来ます。

 ↓ ↓ ↓

http://rush1000.com/form_if.cgi?id=tamafuru&u=a4243f144db0dd26



ブログやメルマガ、フェイスブック等のネタとして使用する際は、以下のような文を入れて頂ければ、断りは要りません。

___

この話は、メルマガ「魂が震える話」で紹介されていました。

メルマガは下記のアドレスから登録できます。

http://rush1000.com/form_if.cgi?id=tamafuru&u=a4243f144db0dd26

___


よろしくお願い致します。


--------------------
発行責任者  「魂が震える話」けい
お問い合わせ kei@tamafuru.com
--------------------
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 人助けをするなら 人の心に... | トップ | vol.3184 [一笑一若、一怒一... »
最新の画像もっと見る