
【14歳の自分に伝えたい「お金の話」】4658
投資家、藤野英人氏の心に響く言葉より…
この本では14歳のみなさんに向けて、「お金の話」を語っていきたいと思います。
「14歳に向けて」と言うと、「まだ働いてもいない14歳には、お金の話なんてする必要がないんじゃないか」という声が聞こえてきそうです。
ところが、決してそうではありません。
早いうちからお金について学び、考えることには大きな意味があります。
例えば、お金には「社会の未来をつくる」という役割があります。
僕たちはモノやサービスを買うことを通じて、「好き・嫌い」の意思表示ができます。
多くの人から「好き」を集められた会社は、社会の中で影響力を増していく。
逆に、ほとんど誰からも「好き」を集められなかった会社はやがて社会の中から姿を消していく。
つまり、僕たちが「何にお金を使ったか」というのが、社会の未来を決めてしまうのです。
もし、14歳のうちからこうした視点を持って、応援したい商品や会社に対して、お金を使うことができれば、みなさんが大人になったとき、社会は今よりもっと素敵なもので溢れていくでしょう。
今、お金について知るかどうかは、みなさんの未来を大きく左右する。
大げさではなく、心からそう思うのです。
お金を扱う仕事をし始めて30年が経ちますが、お金について考えることで、仕事や社会、そして人生そのものを広く深く見渡すことができるのだと、実感しています。
お金は僕たちに「フラットであれ」という教訓を教えてくれます。
お金は一部の人の元に集まって貧富の差を生むこともありますが、本来は、水のようにしなやかに流れる特性を持っています。
社会の隅々にまで行き渡って、循環を生み、素敵な未来をつくる夢を応援する。
そんなパワーも秘めているのです。
考えてみてほしい。
君が毎日当たり前に使っているもの、例えば家にあるテレビを思い浮かべて、そのテレビをイチから自力でつくることはできるでしょうか?
設計図を書いて、部品のすべてを調達して、組み立てて、さらに電波をキャッチするための通信環境も自分でこしらえる。
それを「全部自分一人でできる」と言える人は、おそらくいないでしょう。
でも、それを悲観する人もいません。
テレビを自力でつくることはできない代わりに、僕らは他人がつくってくれた完璧なテレビを手に入れることができるからです。
お金を使って買えば、すぐにでも自分のものになるのです。
人類を発展させた発明品の多くは、その前にお金が誕生していたから生まれたと言ってもいい。
もちろん、お金がなかった時代にも他人のために一生懸命になれる人はいたはずだけれど、「お金に交換できる」という約束がある世の中になったから、熱心に努力する人、才能を発揮する人が飛躍的に増えていった。
つまり、お金の“人の努力や才能を引き出すパワー”によって、文明社会の発展は加速したのです。
そう考えると、お金はエライですね。
『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』マガジンハウス
https://amzn.to/3gYDXaD
本書の中に「つながり」にお金を使うという話があった。
『会社の社長をしていると言うと、「豪華な家や車にお金をかけているんでしょう」と思われがちですが、実はそういったものへの執着はそれほど強くなりません。
今、僕が一番お金を使っている対象は「つながり」です。
家族とのつながり。
会社の仲間とのつながり。
友人とのつながり。
地域とのつながり。
自分の心や体とのつながり。
僕の家は神奈川県の逗子市にあります。
海と山に囲まれ、陽光と穏やかな風に恵まれた、空気も空気もきれいな地域です。
とてもお気に入りのわが町ですが、実は1年前までは東京の高層マンションに住んでいました。
マンションの中には好きなピアノを運び込んだり、景色のいい部屋を選んだりしていて、それなりに満足できる生活を送っていました。
ところが、2020年の春を境に、僕の人生のデザインが根本から変わったのです。
きっかけは全世界を襲った新型コロナウイルスでした。
僕が社長をやっている会社、レオス・キャピタルワークスでは、働き方のルールを原則在宅勤務に変えて、僕自身もオフィスに行かずに自宅で仕事をする日々に。
これは大きな大きな変化でした。
そして、気づいたのです。
これまでの生活はすべて「東京にあるオフィスで毎日働き、東京に暮らす」という一つの“型”を前提にしていたんだと。
その型の中で幸せの最大化を目指していたのだと。
型はたった一つじゃない。
いろんな選択肢があっていい。
そう考えた結果、暮らしの拠点を自然豊かで明るいエネルギーが溢れる場所へと移してみようという新しいアイデアが浮かんだのです。
この新しい暮らしの目的はやはり、「家族や仲間とのつながりを深めたい」というものでした。
お金の使い方の変化は、そのまま「人生の変化」なのだと実感しています。』
このコロナを機に、都会から少し離れた郊外に引っ越すという流れは少しずつ始まっている。
ヤフー社長の川邊健太郎氏も、房総半島の海辺にカントリー調の家を建て、動物たちと戯れながら暮らす生活を始めたという。
緊急会議にはヘリコプターを飛ばして参加する。
お金の使い方で、その人の未来がわかる。
過去にばかりお金を使っているのか、未来に向かってお金を使っているのかだ。
これは、何も投資の話だけではない。
たとえば、読書など自分を磨くためにお金を使うという、自分とのつながりのため。
地域とのつながり、家族や友人とのつながり、仕事のつながり…
どのつながりを重視してお金を使っているか。
新たな未来を築くため、お金の学びを深めたい。
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投資家、藤野英人氏の心に響く言葉より…
この本では14歳のみなさんに向けて、「お金の話」を語っていきたいと思います。
「14歳に向けて」と言うと、「まだ働いてもいない14歳には、お金の話なんてする必要がないんじゃないか」という声が聞こえてきそうです。
ところが、決してそうではありません。
早いうちからお金について学び、考えることには大きな意味があります。
例えば、お金には「社会の未来をつくる」という役割があります。
僕たちはモノやサービスを買うことを通じて、「好き・嫌い」の意思表示ができます。
多くの人から「好き」を集められた会社は、社会の中で影響力を増していく。
逆に、ほとんど誰からも「好き」を集められなかった会社はやがて社会の中から姿を消していく。
つまり、僕たちが「何にお金を使ったか」というのが、社会の未来を決めてしまうのです。
もし、14歳のうちからこうした視点を持って、応援したい商品や会社に対して、お金を使うことができれば、みなさんが大人になったとき、社会は今よりもっと素敵なもので溢れていくでしょう。
今、お金について知るかどうかは、みなさんの未来を大きく左右する。
大げさではなく、心からそう思うのです。
お金を扱う仕事をし始めて30年が経ちますが、お金について考えることで、仕事や社会、そして人生そのものを広く深く見渡すことができるのだと、実感しています。
お金は僕たちに「フラットであれ」という教訓を教えてくれます。
お金は一部の人の元に集まって貧富の差を生むこともありますが、本来は、水のようにしなやかに流れる特性を持っています。
社会の隅々にまで行き渡って、循環を生み、素敵な未来をつくる夢を応援する。
そんなパワーも秘めているのです。
考えてみてほしい。
君が毎日当たり前に使っているもの、例えば家にあるテレビを思い浮かべて、そのテレビをイチから自力でつくることはできるでしょうか?
設計図を書いて、部品のすべてを調達して、組み立てて、さらに電波をキャッチするための通信環境も自分でこしらえる。
それを「全部自分一人でできる」と言える人は、おそらくいないでしょう。
でも、それを悲観する人もいません。
テレビを自力でつくることはできない代わりに、僕らは他人がつくってくれた完璧なテレビを手に入れることができるからです。
お金を使って買えば、すぐにでも自分のものになるのです。
人類を発展させた発明品の多くは、その前にお金が誕生していたから生まれたと言ってもいい。
もちろん、お金がなかった時代にも他人のために一生懸命になれる人はいたはずだけれど、「お金に交換できる」という約束がある世の中になったから、熱心に努力する人、才能を発揮する人が飛躍的に増えていった。
つまり、お金の“人の努力や才能を引き出すパワー”によって、文明社会の発展は加速したのです。
そう考えると、お金はエライですね。
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本書の中に「つながり」にお金を使うという話があった。
『会社の社長をしていると言うと、「豪華な家や車にお金をかけているんでしょう」と思われがちですが、実はそういったものへの執着はそれほど強くなりません。
今、僕が一番お金を使っている対象は「つながり」です。
家族とのつながり。
会社の仲間とのつながり。
友人とのつながり。
地域とのつながり。
自分の心や体とのつながり。
僕の家は神奈川県の逗子市にあります。
海と山に囲まれ、陽光と穏やかな風に恵まれた、空気も空気もきれいな地域です。
とてもお気に入りのわが町ですが、実は1年前までは東京の高層マンションに住んでいました。
マンションの中には好きなピアノを運び込んだり、景色のいい部屋を選んだりしていて、それなりに満足できる生活を送っていました。
ところが、2020年の春を境に、僕の人生のデザインが根本から変わったのです。
きっかけは全世界を襲った新型コロナウイルスでした。
僕が社長をやっている会社、レオス・キャピタルワークスでは、働き方のルールを原則在宅勤務に変えて、僕自身もオフィスに行かずに自宅で仕事をする日々に。
これは大きな大きな変化でした。
そして、気づいたのです。
これまでの生活はすべて「東京にあるオフィスで毎日働き、東京に暮らす」という一つの“型”を前提にしていたんだと。
その型の中で幸せの最大化を目指していたのだと。
型はたった一つじゃない。
いろんな選択肢があっていい。
そう考えた結果、暮らしの拠点を自然豊かで明るいエネルギーが溢れる場所へと移してみようという新しいアイデアが浮かんだのです。
この新しい暮らしの目的はやはり、「家族や仲間とのつながりを深めたい」というものでした。
お金の使い方の変化は、そのまま「人生の変化」なのだと実感しています。』
このコロナを機に、都会から少し離れた郊外に引っ越すという流れは少しずつ始まっている。
ヤフー社長の川邊健太郎氏も、房総半島の海辺にカントリー調の家を建て、動物たちと戯れながら暮らす生活を始めたという。
緊急会議にはヘリコプターを飛ばして参加する。
お金の使い方で、その人の未来がわかる。
過去にばかりお金を使っているのか、未来に向かってお金を使っているのかだ。
これは、何も投資の話だけではない。
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