
【諸行無常とは】4081
曹洞宗徳雄山建功寺住職、枡野俊明氏の心に響く言葉より…
「諸行無常」は、仏教の根本思想の一つ。
「森羅万象、この世で起こることは一切が、片時も留まっていない」という教えです。
ところが人間というのは、自分に降りかかる変化を嫌って、「無常」に逆らおうとします。
どんなにがんばって無理をしても、無常を打ち負かすことはできないのに。
まずは無常を深く受け入れましょう。
逆らってジタバタともがくより、無常の流れに身を任せることにエネルギーを使ったほうがいい。
気持ちがラクになるし、人生も必ずいい方向に向かっていきます。
折に触れて、自分自身に向かって「無常、無常、諸行無常。すべてのことは常らなず」などとつぶやいてみてはいかがでしょうか。
もしあなたがいま、好ましくない状況にあっても、「やがてよくなるさ」と思えてきます。
逆にいまが絶好調であれば、「同じ状況が長く続くとは限らない。有頂天になってはいけない」と気持ちが引き締まります。
「無常」という考え方を、よりよく生きるためのキーワードにしましょう。
『小さな悟り』三笠書房
https://amzn.to/32Jk6WX
「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声 諸行無常の響きあり」
という、平家物語の冒頭の言葉がある。
ある資産家がお釈迦さまに帰依して、お寺を建てて寄贈した寺が祇園精舎。
お釈迦さまの弟子たちは、死が近づくと祇園精舎の中の無常堂という場所に移り、死を迎えたという。
そして、亡くなったときに鳴らされたのが、無常堂の鐘(かね)。
その鐘の音があたりに響くと、みな、諸行無常のはかなさを感じたという。
諸行無常の「諸行」とは、形のあるものや無いもの、すべてを指す。
「無常」とは、常が無いこと、つまり、今の状況や状態がそのまま続くということはない、ということ。
人も、会社も、物も、すべては時間の経過とともに、必ず変化していく。
一つとして同じところに留まっていることはない。
どんなに有名な人であろうと無名であろうと、お金持ちであろうとお金がなかろうと、四苦(生・老・病・死)は平等に訪れる。
栄耀栄華を極めた国家や世界的大企業であっても、いつかは必ず衰えるときがくる。
そして、生きている限り人間も、時々刻々変化し、定まることはない。
変化をきらい、現状を維持しようとしても、それは悠久の歴史の流れのなかでは、無駄な抵抗となる。
つまり、自らも変化に合わせて変えていくしかない、ということだ。
そのためには、「新しいこと」に興味を持ち、何か「新しいこと」を始めること。
諸行無常に逆らわず…
変化の波に身をまかせたい。
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「諸行無常」は、仏教の根本思想の一つ。
「森羅万象、この世で起こることは一切が、片時も留まっていない」という教えです。
ところが人間というのは、自分に降りかかる変化を嫌って、「無常」に逆らおうとします。
どんなにがんばって無理をしても、無常を打ち負かすことはできないのに。
まずは無常を深く受け入れましょう。
逆らってジタバタともがくより、無常の流れに身を任せることにエネルギーを使ったほうがいい。
気持ちがラクになるし、人生も必ずいい方向に向かっていきます。
折に触れて、自分自身に向かって「無常、無常、諸行無常。すべてのことは常らなず」などとつぶやいてみてはいかがでしょうか。
もしあなたがいま、好ましくない状況にあっても、「やがてよくなるさ」と思えてきます。
逆にいまが絶好調であれば、「同じ状況が長く続くとは限らない。有頂天になってはいけない」と気持ちが引き締まります。
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「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声 諸行無常の響きあり」
という、平家物語の冒頭の言葉がある。
ある資産家がお釈迦さまに帰依して、お寺を建てて寄贈した寺が祇園精舎。
お釈迦さまの弟子たちは、死が近づくと祇園精舎の中の無常堂という場所に移り、死を迎えたという。
そして、亡くなったときに鳴らされたのが、無常堂の鐘(かね)。
その鐘の音があたりに響くと、みな、諸行無常のはかなさを感じたという。
諸行無常の「諸行」とは、形のあるものや無いもの、すべてを指す。
「無常」とは、常が無いこと、つまり、今の状況や状態がそのまま続くということはない、ということ。
人も、会社も、物も、すべては時間の経過とともに、必ず変化していく。
一つとして同じところに留まっていることはない。
どんなに有名な人であろうと無名であろうと、お金持ちであろうとお金がなかろうと、四苦(生・老・病・死)は平等に訪れる。
栄耀栄華を極めた国家や世界的大企業であっても、いつかは必ず衰えるときがくる。
そして、生きている限り人間も、時々刻々変化し、定まることはない。
変化をきらい、現状を維持しようとしても、それは悠久の歴史の流れのなかでは、無駄な抵抗となる。
つまり、自らも変化に合わせて変えていくしかない、ということだ。
そのためには、「新しいこと」に興味を持ち、何か「新しいこと」を始めること。
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