AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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ほんとうの強さとは 人の心に灯をともす 4069より 写真はMさんからいただいたプレゼントです(*☻-☻*...

2020年09月09日 | 
【ほんとうの強さとは】4069



渡辺和子氏の心に響く言葉より…


誰かに嫌なことや悪口を言われたときもそうです。

言い返したい、反論したいという思いを我慢して、笑顔を心がける。

私はそれを「小さな死」と呼んでいます。

自分のありようを絶えず正し、自我を殺す勇気とでも言えばいいでしょうか。


勇気とは、何かに敢然と立ち向かうことだと考えられていますが、受け入れがたいものを受け入れるのも勇気です。

虚栄心や競争心、怠惰な心を抑え、どんな自分も受け入れる勇気を持ったとき、私たちは平凡な日常のなかに、ささやかな幸せを見つけることができるのです。


今は自殺の仕方でも、爆弾のつくり方でも、インターネットで調べれば簡単にわかります。

ただそこで、ほんとうにそれをしていいのか考える。

靴を脱ぐとき、一呼吸おいて考える。

悪口を言われたとき、一呼吸おいて考える。

そこで何を選ぶかで、人格が決まってくるのです。


仕事もそうでしょう。

こうすればお金が儲かる。

こうすれば上司に気に入られる。

そんな価値観で行動を決める人は多いでしょう。

しかし、それだけですべてを選んでいいのでしょうか。


ときに損をしてでも、困っている人のお世話をする。

お歳を召した人が目の前を歩いていたら、「大丈夫だろうか」という目で見守る。

あるいはみんながお酒を飲むなか、たとえ煙たがられても「明日が早いから」と自分だけは飲まない。


これらは、自分との戦いでもあります。

そして実践しても、誰からもほめられないかもしれません。

それでも「お天道様は見ている」という気持ちで、自分で「よい生き方」「正しい」と思えることを行うのです。


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渡辺和子氏は、こう語ります。

『私自身、若い頃はわがままで、自分の感情をストレートに表に出す人間でした。

何でも一番でなければ気がすまず、思うようにならないときは相手に怒りをぶつけていました。

それが、強さだと思っていました。

しかし、30代の初めに出合った「ほほえみ」という詩が、私に気づきを与えてくれたのです。


「もし あなたが誰かに期待した

ほほえみが得られなかったら

不愉快になる代わりに あなたの方から

ほほえみかけてごらんなさい

実際 ほほえみを忘れた その人ほど

あなたからの それを

必要としている人はいないのだから」


怒りたい衝動を抑え、相手の気持ちを思いやり、許し、さらに一歩進んで相手にほほえみかける優しさ。

それはまぎれもなく強さのなかから生まれた優しさです。

それまでの私の強さは、不機嫌を言葉や態度で示し、仕返しすることによって表現されていました。

この詩は、それまで私が知っていた強さとは異なる強さが存在することを教えてくれたのです。』

さらに、こう語ります。

『私たちの生き方が、そのまま死につながる保証はまったくありません。

生涯を弱者救済にあてられた立派な方が、惨めな最期を遂げた例もあります。

キリストもよいことしかしていないのに、弟子に裏切られ、群衆の罵詈雑言を浴びながら、十字架にはりつけになって無残な死を遂げています。

どのような生き方をしようが、どんな死に方をするかはわからないのだから、「いい加減」に生きるのも一理ある考えです。

そして、わからないからこそ、「ていねい」に生きるというのも一理ある考え方です。

私は、後者を選ぼうと思います。

では、ていねいに生きるとは、どういうことでしょうか。

たとえば、毎日の生活のなかに、「嫌だな」とか「面倒くさい」と思うことがたくさんあります。

「嫌なことや面倒くさいことはしない」という選択肢もありますが、私がそれをすれば、誰かが助かる、あるいは幸せな気持ちになれると信じて、あえて嫌なこと、面倒くさいことをきちんとやるのです。』


日頃のささいな行動の積み重ねで、人格が決まってくる。

それは例えば…

何かをしてもらったら、必ずお礼のメールを送る。

自分がお客であっても、何かをしてもらったら、「ありがとう」と必ず言う。

脱いだ靴は揃え、座った椅子は元に戻す。

目の前のゴミは拾う。

挨拶は自分の方からする。

「はい」という返事をする。

後片付けをきちんとする。

そして誰かが、助かるなら、幸せになるなら、「嫌なことや面倒なことでも」きちんとていねいにやる。

言い返したい、反論したいという思いを我慢して、笑顔を心がける。



ほんとうの強さとは、自我を殺す勇気。






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