一昨日の真夜中、けたたましい警告音がスマホから響き渡りました。津波警報でありました。津波が起きるほどの地震ならば、それで気づくはずなのですが、揺れた気配も無し、眠気眼でスマホを見てもなんのことかは分からないのですが、何度も何度も同じように警報音が鳴るのでした。もしかしたら、そばを流れる相模川に押し寄せて来るのか、と不安もよぎりましたがこの寒い夜中に屋外に出る気にはなりませんでした。
そして昨日の朝、トンガで巨大な海底火山の噴火があって、その衝撃で津波が発生し遠くアメリカまで1m近い津波の発生があったとのことでした。地震を伴わない津波は初耳、聞けばフンガトンガ・フンガ・ハアパイ火山 (海底火山?)が爆発し衛星写真にも核爆弾かとみまごうような巨大な噴煙が確認されています。千年に一度の大噴火だとか言われていますが、その津波の被害やこれから起きるであろう火山灰の影響は、まだ明らかになっていません。海洋汚染や空中に飛散拡大する火山灰が世界的な異常気象に繋がらなければいいが、と心配致します。
あの緊急警報メールは、神奈川県のシステムの不具合によるもので、注意報レベルは本来発報されるものでは無かったとの不始末でした。夜中にあの音が20回も無意味に鳴り響いて安眠を妨げたのです。「大丈夫か?」何でもない時に緊急メールが来るのは、いざという時には、役に立たないのではないかと懸念を抱きます。
そういえば、あの3.11の巨大地震は数千年に1度という規模だったと言われていました。福島原発に至っては、人類が引き起こした人類史上最悪の核汚染事故となりました。更にコロナ肺炎ですが世界史上で明確なパンデミックは14世紀のペストと言われています(発生の根源は中国)。19世紀にインド由来のコレラが流行し、20世紀初頭にはスペイン風邪により1億人前後が亡くなったのです。数百年に1度の流行り病にぶち当たっているのです。
つまり、ワタシ達日本人は、歴史的には稀で大変少ない確率の大災害をここ10年ほどで、3つも4つも体験していることになります。これは、たまたま現代に集中したのだと考えるべきなのでしょうか。数学者さんならその確率を割り出すことは容易でしょうが、偶然にしてはあまりにも巨大な災害が頻発しているとの結果となるのではないかと危惧しています。これは、もはや「大地」、地球・自然の神様あるいは創造主が怒ってる、人類に対する最後通牒ではないかと。
グラグラと煮え立つ真っ赤なマグマの上の、薄い地面という皮に乗っかっている危険な環境下に暮らしているのだ、としみじみ怖さを感じるものであります。
東海から首都圏にかけて「巨大地震」が発生すると警告されるようになって数十年経過しました。それは杞憂というより、恐らく近い将来発生しても全く不思議でないのです。ちょっと思い出すだけでも関東大震災から北海道、東日本、熊本などM8前後の大地震がありました。実際には20世紀だけで数千人が亡くなるような地震は8回も起きています。およそ10年に一回の周期でM8レベルの地震が発生しているのですよ。
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