武漢肺炎は、アジア発で、欧州、アメリカ大陸に飛び火し、アフリカまで席巻しつつあります。中国は表向き感染者数がピークを過ぎ沈静化に向かっているとの見解です。急に、世界に向かって、制圧のやり方を教えてあげましょうとか、コロナウィルスは、中国が発生源ではないとまで、強弁しております。
WHOのテドロス・アダノム事務局長は、一貫して中国に肩を持つ発言を繰り返していますな。中国の感染者数が減少に転じて習近平さんが武漢市に入った途端、欧州が震源地となったとパンデミックを宣言しました。それまでは、中国がちゃんとしているからコントロール出来たと言って、パンデミックではないと言ってましたが。
この方は、わかりやすい思考回路の持ち主のようです。エチオピアは中国の「一帯一路」の恩恵を受けチャイナマネーで国がもっているらしいです。事務局長の就任も中国の後押しでなれたようです。
今度は急に安倍総理によいしょ発言がありました。「首相自ら先頭に立った、政府一丸となった取り組み」と称賛しました。それもそのはず、安倍総理は、どさくさ紛れに170億円をWHOに対策費として拠出したそうであります。国内では、感染者の増加に、自粛と経済停滞、マスク不足、学校休止、検査体制の脆弱さなどでてんやわんや、大混乱だというのに。そんな金(他国を救済する余裕)があったら、日本の武漢肺炎対策に回すのを優先すべきではないでしょうか。
金を払うとしたら、世界第二位の超大国であり、今回の武漢熱の発生源であり、情報をひと月以上も秘匿し、全世界にウィルスの拡散を招いた中国が責任を負うべきでしょう。
もし、日本が、クルーズ船で感染者の二次感染を放置し、世界中に感染したまま戻したこと、国内に大量の中国人の流入を許したために国内感染をさせた無策を謝罪して170億円支払ったとしたら、安倍さんはその失敗を国民の前で認め謝罪すべきです。スジが通らない話ばかりで嫌になりますな。
どさくさ紛れと言えばプーチンさん、すごいですねー。ロシアでは憲法で、大統領は2期までと定められているのですが、今までの大統領の在任期間をリセット、無かったことにするというのです。これが認められると、プーチンさん、死ぬまで大統領が続けられるという理屈になります。
すでに習近平は、国家主席の任期制限撤廃をしました。北朝鮮の将軍様は金王朝が続きます。共産社会はいつのまにか独裁国家となりました。自由主義国家ではこんなことはありません。いやありました。日本は、実質自民党の独裁国家で、一強時代が長く続いております。こうした国では、政権がこうとおもったらどんなことでも出来るのだと証明しております。
さらに、どさくさ紛れに、国家公務員の定年延長をいたしますね。働き方改革は、高齢化社会で年金制度が実質破綻したため、死ぬまで働けという号令です。しかし、役人は既に高収入、高額退職金、高額年金が約束されています。定年間際で天下り、関連団体での嘱託雇用が確立しております。今更、正規雇用契約を数年延長する大義も合理的理由もないのです。
ただ、公務員の数が増え、税金から支払われる人件費が増大するだけのことですよ。まともな議論も検証もなしに、例の検察官定年延長と一緒くたに法案を通すというのです。
この武漢肺炎騒動で、国民全体が、不安の中で忍耐と様々な負担に耐え国難をみんなで乗り切ろうと必死な時に、お上は平気で自分たちだけの利得を図ろうとするのです。
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