仕事の下見で福島県にやってきた。
会津若松へは前日の夜到着。そのまま駅のそばを1時間ほどグルグルした。
行きたいと向かった居酒屋は、中で声がするものの「支度中」のサイン
うろうろするも、「支度中」のサインに負けてあきらめた。
ホテル近くに居酒屋があったが、ホテルのエレベータで一緒になったカップルが前を歩いて入っていったので、なんだか妙に気まずくて、入れない
その近くで見つけた呑み屋も良さげだったけど、「コロナ感染防止のため一見さんお断り」のサイン。マジか
その近くでトンカツ屋を見つけて入りかけたが、「ちょっと外で待ってて」と言われ、待っているうちに「居酒屋じゃないよな」と考えなおしてその場を離脱
三回くらい範囲を広げてぐるぐるしたけど結局何も見つからず、ギブアップしてホテルに戻り、オニオングラタンスープにワインの夕食となった。
しばらくすると、自分の後ろで、男女のカップルが「次はこのワインにしてみようか」などと話しているのが聞こえた。
お酒が進むにつれ、話も弾んできたようで、否が応でも耳に入ってしまうのだが、どうやらふたりは同級生、シングルペアレント同士のようだった。
女性は、成長するにつれ、いうことを聞かなくなっていく子供に手を焼いているようだった。
それに対して、男性は「子供はね、あなたの持ちものじゃないんだよ。自分とは全く違う人間だということを尊重して認めてあげなきゃいけないよ」と優しく諭す。
そのうち、子供の話の延長で、男性が興奮気味に言った。
「元妻は絶対連絡して来ないよ。オレは子供に会いたいよ、でも、自分から連絡してどうする?オレは彼女たちを困らせるようなことはしない。でも、彼女たちが困って連絡してきたならば、その時には、オレは絶対彼女と子供を守る、その自信はある。いつでも守る準備は出来ている。」
じーん
なんてステキなお言葉なのでしょう! と思うのはソリマチだけ?
振り返ってお顔を拝見したかったけれど、それはやめておいた。
それからも、子育てや婚活など、悩める女性に対して、男性は優しく諭すのだった。
なんだかいい雰囲気なんだけどな、なんでふたりは付き合わないのだろう、などと余計な心配をしていると、そのうち、「さあ、帰るぞ」と聞こえ、二人は出ていった。
居酒屋にはハズレたが、なんだか心が温められた
翌日。
さらに範囲を広げ、隣駅のほうまで歩くことにした。
よく調べると、隣駅はもっと賑わっているようだ。
狙いを定めてずんずん歩き、やってきました、居酒屋権兵衛🍶
日本酒は、というと、カウンターの上にずらりと銘柄が、紙に書かれて並んでいる。
あまりに種類が多すぎて行ったり来たり。
すぐには決められなかったけれど、地元会津、国権酒造の国権純米生原酒に決定
おつまみは、意図してないけど、豆腐に長芋、ホタテ、焼きなすなど、何故か白ずくめになってしまった。
最後に、アスパラガスの天ぷらと味噌汁。どちらも美味し!
狙いをはずしてピントがズレた
大将がカウンター越しにいろいろ話しかけてくださった。
おちゃけも料理も美味しいし、大将も気さくだし、うーん、地元民だったら毎週来ちゃう♪
権兵衛に行くために、また会津若松に来たいソリマチであった。オススメ👍