McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

*McCoy's Country Store**

window display on November 7, 2024

● 帽子の話 Vol.14 戦時中の帽子

2010-09-28 16:09:03 | ● 帽子の話
1930年代後半に1945年に終わるまで世界中を巻き込んだ第二次世界大戦が始まりアメリカでは男性に代わり女性が軍需産業の担い手になります。工場で髪が機械に巻き込まれないようにハンカチーフやスヌッドを被ったそうです。このフェルトと毛糸のネットでできたスヌッドはおしゃれにデザインされたものです。


(左)これもスヌッド。長い髪を包み込むためのものというのが良く判りますね。(右)フェドラーハット。1942年の映画「カサブランカ」でイングリッド・バーグマンが被り大流行となった。


(左)当時人気のイラストレーター、ヘレン・ホキンソンによるイラスト。(右)1942年のニューヨークのブルックリンにて。


上のイラストの帽子にちょっと雰囲気が似ていませんか?帽子の基になる帽体を折り畳んで作ったような面白いかたち。
戦時中は食料はもとより服地も統制されていたという時代なので帽子も華やかさはないもののそれなりのカタチで女性は満足していたのでしょう。次回も1940年代前半の帽子のお話です。おたのしみに。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする