ココ・シャネルがファッション界に戻った事も50年代にファッションが興隆した要因になっています。帽子のデザインも書ききれない程面白いものがいろいろあります。小さい帽子が多いのですがクラウンとブリムの境目がはっきりしない英語でCARTWHEEL(車輪という意味)の帽子はこの頃ならではのデザイン。
(左)CARTWHEELを被ったアメリカのモデルBETTINAの写真は1951年の物です。(右)中世の帽子からヒントを得たウィドウズピークという名前の帽子。これは全体がビーズでカバーされています。
(左)一番上の帽子の内側。(右)ここにもビーズが使われています。
この二枚の写真は1953年のアメリカのファッション雑誌「VOGUE」からのものです。左の艶やかな色のベレーにはさらにラインストーンのピンをトリミングにしてさらに華やかさを添えています。欧米では1940年代、1950年代ともに女性は帽子と手袋なしでの外出は考えられないという時代でした。