McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

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● 帽子の話 Vol.21 60年代後半 (パート2)

2010-12-01 09:46:22 | ● 帽子の話
1950年代、60年代のビンテージ帽子はアメリカではまだ豊富に残っているのでアンティークショップなどでは安く良い状態の物を探す事ができます。私もこの頃の帽子は特にたくさん持っているのでついつい60年代後半のパート2となりました。

いままでのシリーズでは各時代ごとの帽子に似合うマネキンを使って来た事に気付いてくださいましたか?今回のは厚紙の顔とスタイロフォームの頭で出来ているものですが60年代の雰囲気たっぷりでしょう?この帽子はバケツ型ともランプシェードとも呼ばれていてビニール製です。リボンを正面に持ってくるのが60年代風。


上はクラウンは背が高くブリムの幅の狭いデザインの帽子です。ダービーハット(イギリス風にはボーラーハット)の雰囲気があります。男性の帽子からのアイデアではあってもネットを帽子全体に被せて女性らしさも見せています。


(左)これがボーラーハット。19世紀の中頃、英国紳士は狩猟の時もシルクハットのように背の高い帽子を被っていたけれど森の鬱蒼とした場所では枝に帽子が引っかかって脱げてしまうという欠点を改良する為に発明されたそうです。この写真は1968年の雑誌「マッコール」から。(右)ターバンも60年代のファッションでした。1970年に平田暁夫帽子教室にいた頃にはターバンも授業のカリキュラムに入っていてドレープをうまくだすのに苦労したものでした。

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