今年は残暑がきびしくまだまだウチワを手放せません。ウチワと言えば日本の夏の風物と思われているかもしれませんがアメリカにもあるのですね。これはそのウチワの描かれているトレードカードの表と裏側です。
テレビもラジオも雑誌もなかった時代に商品の宣伝の為に作られた小さな絵入りのカードをトレードカードといいます。印刷技術が良くなり色付きのリトグラグで安価に印刷できるようになった1880年代に大量に印刷されてジェネラルストアのカウンターなどに置かれてお客様がお持ち帰りに出来るようにしたのです。きれいなカードはスクラップブックに貼られて収集を楽しんだそうですが雑誌などでも広告ができるようになると自然に消滅していってしまったのです。カードはジェネラルストアでも売られていた商品である薬、食品、タバコ、ストーブとか装飾品など広告の物が多いようです。この写真は糸の会社のものです。
右側は大きめサイズでハガキ程あります。
ビクトリア時代らしい子供の様子が楽しい私のお気に入りの一枚です。
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