この本は欧米の無名の職人(あるいはまったくの素人)が作った木工品、織物、焼き物などの美しい日用品を紹介した本です。アメリカでは建国200年記念の年の1976年あたりから「自分たちの国の歴史を振り返ってみよう」みたいな動きがあってアンティーやフォークアートに関心が向けられる様になったのです。
この小さなサイドテーブルとローソク立ては日本人の私にも美しいと思えます。
*75ページ参照
1900年頃のウサギさんの風見鶏はカワイイ。
*52ページ参照
この看板は私のお手製です。無名の人が無名の人の為にちょっとしゃれて作った日用品というのがフォークアートの定義ならばこれはまちがいなくフォークアートだ。
さて、今年は日用雑器に美を見いだそうとした民芸運動の中心人物、柳宗悦の没50年ということで「民芸」という言葉を新聞で何度か目にしました。「美しい手仕事」に関心が寄せられる様になるのはうれしい事ですね。
突然ですが明日から山形県の城下町鶴岡市に出かけます。致道博物館で民芸品や民具を見るのも旅の目的の一つです。鶴岡市が民芸運動とどう関わったのかは知りませんが地方でひっそりと守られている民芸品を見てくるのは意味あることでしょう。
という事で
9月1日から9月5日まで夏休みのため、お店はお休みとさせていただきます。スミマセン
OMAKE
*リスのクルミ割り*