長さが約80センチほどもあるこの鉄の塊がなんと調理器具と聞いてビックリ。だいぶ前にアメリカのスワップミートで購入したものですがコーヒー豆などをローストする為の道具だそうです。でもなんでこんなに長いのだ?
キッチンストーブが発明されるまでは暖炉が台所を兼ねていたからなのですね~。柄が長くないと自分がこげちゃうの。シチューなどのおなべはぶら下げて調理します。
上の写真の暖炉の横の壁にも掛かっているけれど台所の道具はどれも柄が長いでしょ。この写真は18世紀の道具で、左からおたま、フォーク、スパチュラ、穴あきおたま。
アメリカでもアーリーアメリカンの頃は暖炉が明かりであり、暖を取る場所であり、食事を作る場所でもありと生活の中心にあったのだ。21世紀になっても暖炉がなければ家じゃないとアメリカ人は思うらしく、カリフォルニアの小さなアパートですら暖炉が付いていたのにはびっくりしました。
鍛冶屋さんが作った鉄製品は使い込めば使い込む程柔らかな感触になってツヤも出て来てくるもの。
OMAKE