McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

*McCoy's Country Store**

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● アンティーク雑貨屋が作る秋のキャスケット風ウール帽子(キャスケットの話も)

2013-10-21 15:28:46 | ● 帽子の話


麦わら帽子には夏中お世話になったけれど、ちょっと暖かくて、でもまだ日よけもしてくれる帽子が欲しい季節になってきました。





1.帽子を取った時に髪の毛がぺったんこになるのはいやなのでクラウンはやっぱりボリュームを持たせたい。2.普段の自転車通勤(5分の距離だけど)に被りたいのでスポーティーなキャスケットにしたい。3.日焼けはしたくない。以上3つの事を考えてたらこんな形になった。日焼け予防に大きなツバにしようとしたらバランス的に後ろまでぐるりとしたブリムになってしまった。そしたら右のイラストの1891年の帽子とブリムの形がそっくり。





そもそもキャスケットって何だろう。野球帽みたいに前面に小さな固いツバの付いている帽子を総称してキャップと言います。フランス語でキャスケット。だから野球帽もハンチング帽もキャスケットで良さそうなのに、日本ではクラウンにちょっとボリュームがあるものを特にキャスケットと呼んでいる様です。流行にもなっていますよね。さてこの写真は1859年のイギリスのクリケットチーム。この男性達がかぶっているのはフラットキャップ。野球帽はキャップでしょ。でもこれはクラウン(頭の部分)がぺったんこになっているからフラットキャップとよばれているのです。(アメリカではね)





アメリカではニュースボーイキャップともよばれて19世紀末から20世紀始めに男の子や男性が被ったものです。始めは労働者の帽子だったけれど少しずつ上流階級の人達もレジャーに被ったり、ゴルファーが被る様になったそうですよ。この写真はフランスの1930年代の帽子の広告です。一番上にCASQUETTES(キャスケット)と書かれていますね。
では女性はいつ頃から?アメリカでは第一次大戦中に男手が少なくたって女性が代わりに働く様になった時にやむを得ずかぶりはじめたという女性がいたかもしれませんね。機能的でかぶりやすいのでこれからもっと女性専用にアレンジされたキャスケットが出現するのではないでしょうか。





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