超低歪探求 no330 続1640B

2014-11-23 07:55:22 | 日記
モニター出力端子の品質が高いので歪率計の
出力を増幅して他の波形分析に用いる中間ブースターの役目
が充分可能
〇電源ハム成分残留がー120dB以下
〇内部歪み率FS時0.003%@1KHz。1/3FS時0.0003%@1KHz
60dBのワイドレンジ増幅器としては市販品に例が無い.....かも


超低歪探求 no329 AD8021

2014-11-21 14:54:08 | 日記
先日AD844を測定したので同時期に入手したAD8021も興味本位
で参考に測定してみました。(歪みを云々しながら用いる用途ではない 
●ノイズがAD844より大きい
●スタック回路でー3dB周波数がAD844の4倍高い
●電源が±max12VなのでAD844より出力電圧が4V少ない7V。

図349..100KHz:G10X:RL600Ω:±12V:スタック式


〇0.5V~7VはアナリシスTHDレンジ:0.5V以下はノイズが大きいのでFFT値



超低歪探求 no328 使用してみる

2014-11-18 09:46:11 | 日記
2Hzの歪みの測定に使用してみました
信号源のOSCは低域が1Hzからの発振できるVP7220B(2年ほど前紹介)
でそのままだと0.005%/2Hzの残留歪みがあるのでLPFを通しています
実測の結果THDで0.0003~0.00035%を得ました。
低域responseのいいAD7461A(1Hz-2.5dB:2Hz-0.8dB:3Hz±0dB)でも全く同一値
因みにノッチフィルターの内蔵LPFが40HzなのでFFT値の0.00014%に近似
此の信号ならスタック式だとノッチフィルターと電圧計だけでー150dB近くいける

10Hz以下は34401AよりAD7461Aのほうが確度が高い
10mV以下でも7461の方が確度が高い
(ノッチフィルターは超低歪探求no282号4/28)


超低歪探求 no227 こう成りました

2014-11-16 08:51:22 | 日記
photo439 (入力端子はBNCですが現在ショートプラグがついている)

旧ダイアル文字盤のPL球(6.3Vの昔のあれ)はスペース上XX
の為文字盤の裏に面実装タイプ白色LEDをアルミパネルとの間
に取り付けた。5maの電流で元のPL球以上の照度で純白色
因みにメーターのゼロADJの穴も少し上のそこにある

超低歪探求 no226

2014-11-13 05:36:08 | 日記
仕様としてまとめると
●周波数特性 FSにて
 200mHz~2.5MHz -3dB
    1Hz~1MHz  -3%
●DC出力端子での誤差
 20Hz~100KHz1%以内@300mVレンジ以下にて
  〃       2%  〃   1Vレンジ以上にて  
●残留ノイズ(入力短絡)1mVレンジにて
 monitorAC端子にて11μV
 DCout端子にて3mV/1000mVFS
  (3/1000はメーター上振れていない)
●入力容量
 12.9pf/1mV~300mV
  16.9pf/1V~ 300V
〇消費電力4.2VA。(4W)
私のパワーメーターでは最少桁コンマ以下ないので4Wしか読めない

使用した部品の概算は1万円未満(塗料。アルミ板等は除く)
これは当たりだった
但し買っても使用しなかったものもかなりある

超低歪探求 no325

2014-11-12 09:26:17 | 日記
微少入力のresponseはFSの1/20つまり1mVレンジで50μVあれば1MHz-3dB確保
*hp3400Bは入力ショートで残留指示が1mV/FSレンジで30~40μVあります
因みに残っている菊水の164Dで残留指示が40μVあります。1631Bは大変少ない
本機は残留指示は殆どゼロです

本機はAD637のresponseの良い2Vrms入力で使用しているので66dB...
.. (1mv入力は2Vに増幅しています)


超低歪探求 no324

2014-11-11 06:32:07 | 日記
図348最終の周波数特性HF側(左)とLF(右)
....=1Hz迄-0dB.下は試作中のデータ(203mHz本機)
HF側=赤がDCout. 黒がmonitorOUT 
FSは100基準。1/3は-10dB(0.316入力)基準
AD637のHF特性が大きいレベルで3MHz付近++なのでDCoutには
ACよりのびている。因みに1/50の微少レベルでは(1mVレンジで20μV)
AD637は3~400KHzとなる。なのでmonitorAC出力に11μV有る残留ノイズ
でDCoutは1/3で4mV(FS1000mV)メーターで4μVは振れない”0”に近い
100μVでACoutに近ずく。小レベルのノイズを測った場合です

photo438 (1mVレンジFSのネットワークアナライザ)
.ver=1dB マーカ=-3dB/2.66MHz付近





超低歪探求 no322 確度

2014-11-09 06:34:54 | 日記
@1KHz入力/3.1623V=3.185 (+0.7%)
   〃      1V =1.002 (+0.2%)
   〃    100mV =100.35(+0.35%)
@2Hz 〃   10V =10.048(+0.48%)
   〃     1V =1.002 (0.2%)
   〃   100mV =100.35(0.35%)
(信号源発振器が10Vmaxの為テストは10V迄です)

 * DC出力端子をアジレント34401Aで読み取っています
私の持っているアナログ指示電圧計で最高の出来栄えです     
(100KHz以下の帯域ならHP3400B以上で50Hz以下なら2桁正確)
しかも今回買った部品はAD637とAD844と不使用のAD8021のみ
  因みに3400Bは2Hzは感度無し
〃 NFのM176&M177もXXで5~10Hzでは5~20%のマイナス有る
    
忘れていました電源トランスも買った(菅野の安物900円台をマルツ通販)

次は三角波、方形波、歪み波&ノイズを各種電圧計と比較してみます

超低歪探求 no321 完成Ⅱ

2014-11-08 09:21:33 | 日記
前半2枚の基板
図344 入力ZconverterとレンジSW(抵抗は改造前のを流用)
X1FETは2SK30A

図345 1段目増幅部(出力はRMSconverter基板へ)
X1は2SK30A..opampはLME49990

クリックすると画像は拡大します
AD637は2Vrms迄が限度でそれ以上ではピークが出ます
なので3MHz以上は減衰していくのが望ましい....
そこで増幅1段目にLME49990で-3dB/2.5MHz.
3枚目基板の増幅2段目にAD844です(AD797では2Vrmsで1.3MHz)
AD8021もテストしましたが2Vrmsで20MHz有りますが難点が
入力バイアス電流が大きいのかRG47KΩのままでは電源電圧迄
振れてしまい組み換えが必要で第一に20MHzも不要...
AD844だとAD797に差し替えでOKです(この段のGain45倍)
オフセット調整も797と変更なしで調整範囲内しかもdip8pinで手間いらず