超低歪探求no-50

2010-11-30 07:32:37 | インポート
図-75. 前項(図74の続)


赤い①特性はR3無しの通常の測定法の値、②はR3有りのスタック式、
④は同条件でRLが10KΩ。以上は全て信号源Zo=600Ωの場合です
②で高域で前項の図74のAD797のスタkックF特の影響が出ています
10KΩRLでは第2高調波が主体のため影響は無く直線的に延びている
RL600ΩではAD797の出力段の力不足て大幅に3次歪が増加する為
70~100KHzの3rdを逃している。そこで③のカーブはZo600Ωの
SGにインピーダンス変換のアンプを入れ3次も逃さない様にして採取した
歪カーブこれを②に重ねれば40KHzから上の修正ができる、
因みに①のRLを600から10KΩにすると④にほぼ100%重なります
ここで今まではスタック式は極端に値が小さく出ると頭の片隅に偏見が少々
存在していましたが以外にもノイズの影響の少ない中域では誤差の範囲
並みに接近いているのがみえます。10KHZ~の増加上昇特性は①が今
迄永年見慣れた正しい?カーブを描いている...と老兵は思うのです..ハイ
因みに最近のop-ampは出力段がもう少し強力で10Kと600Ωの差が
これ程大きくない(OPA211)


超低歪探求no-49

2010-11-28 22:18:52 | インポート
図74 .apスタック式のresponse(LME49710/OPA211/AD797BN)

スタック式の高域は意外に狭くLMEでは-3dBが83KHz程度しかなくて
OPAでも107KHz。AD797が3品では173KHzで最も上。
前2品では精度を言うなら20KHzまでしかスタック式はつかえません、
品種毎に高調波に修正値を加算する等が必要          
R3を除去した通常式のF特3-a(AD797の)とスタックの3カーブには     
42倍の開きがある。このまま100KHzの歪をLMEとADでソケットに
差し替えてはかるとLMEは2~3次高調波が1/3~1/4小さく出て
あたかもADに接近したかに見えます...
続く

超低歪探求no-48

2010-11-24 05:37:09 | インポート
図73.(-3dB=4394kHz/nVout=243uV@20MHzRMS,87uV@900KHzRMS)
. 特に目新しい点は無いと思います
 用途は600Ω出力の100KHzのOSC
 にパッシブの18dB/octのLPFを付けて
 10Vrmsを-140dB以下にして低Rzで
 スタック測定回路をドライブしようとか
 まあ計測アクセサリーの1つです暇人
 の退屈しのぎ。
 AD797は10Vの出力は目いっぱいで
 VCCが18Vを0.2V切るとクリッピング点
に差しかかり歪は激増してしまいます
反対に18.02Vとなると図中の赤ライン10V/100KHzの歪が-125dBに減少します
わずか20mVがデッドライン!改良品を望みたいですねー、49860並みの22V型で。
OPA211なら12Vは可能ですが100Kの歪が797並みになるかが新たな課題...
因みに図の入力容量Ciを見るため47KΩの抵抗を介して信号加え-3dBのfrqで
逆算したらinput端子に付いている18pF分しかありません、靴の紐?効果です
この図を見て思いつくのがCas-Compにすぐ変化出来る..かも...と
 訂正ic図の+とーを記入ミス                        .8

超低歪探求no-47

2010-11-22 11:37:27 | インポート
図72.(G=48X/RL910Ω/VCC±18V/10Hz~100KHz/スタック式THD)

no-41(11/6)まで何度か測定データをUPしてきた完成版(多分)です
20年くらい前(もっと前?)コンポのアンプが隆盛を極めていた頃に山水
(今は無い)かオンキョウ、ケンウッドのどちらか忘れましたが、しきりに
ダイヤモンド回路の宣伝コピーがありましたが時代が忘れさせていましたが
トラ技に懐かしく登場(小さな記事で)タイムスリップして思い出しました
バイアス回路が不要で簡素な回路で高性能(横着者の私にぴったり)
久々に採用しました。ブレッドボードですのでAVR電源までコードが30芯
のが60センチ程有りRLが高い時は有りませんが1KΩを切ると100Hz以下
の周波数で影響がでます、急きょ3300μFをボード上に差しました、小容量
のフイルムコンのみだと50Hz~10Hzの歪は5倍近く悪化します、といっても
-150~160dB近辺の数値です、ボード上に3端子レギュレータを置けばいい
かもしれません。回路図は作画中です(次頁にUP)
PS)3端子REGの件、効果なし3300μFの方が効果あり、op-ampで増幅+
モートセンシングのREGか又はパワーAMP並みの22000μFにするか.あるいは
これで妥協するか....なにしろOPA211やLME49710等のデータシートの1桁
下を覗いていますから(3Vパラメータ値の中域歪が10V値より大きいのはTHD
値のNの為でFFT解析すれば10V値の下に来る、100K点の3カーブの比並みに


超低歪探求no-46

2010-11-17 06:11:26 | インポート
no-45の続編
OSCのZoが2KΩ~2.2k近辺で通常式に近い値になりますが
それではスタック測定の意味は無いことで参考データ。
他に判明した事はR2/R3比が1K/10Ωでも2K/20Ωでも101倍
カーブのリニアリテイは変わらず2K/10Ωでも1/201カーブは101Xの
線に重なります、295X(2000/6.8Ω)でも誤差範囲で重なります
し複数回測定したら誤差は逆転しますから同じとみています.....
これらはシミュレーターで出来ることかもしれませんねエ
私はSIMetrix-SIMのシミュレータが有りますが測定と実験が趣味で
暇つぶしのサンデー毎日なものですから買って1週間程度で
お蔵入りです買った時XPだったが今のPCは7になりました


超低歪探求no-45

2010-11-16 06:36:26 | インポート
図ー71

 前回221Xを暗算しやすい定数にR3をそれぞれ
 101,201に変更して測定しています(値の差は無い)
 信号源のOSCのZoが600Ωの場合と75Ωの場合の
 差です、600Ωの場合も75Ωの場合も倍率が変わって
 も測定上の誤差範囲で全く同じと言えますが信号源Zo
 が低くなると更に通常式とかけはなれて歪は少なく
 なっています、201X,301共全く同じです、75Ωで
 駆動すると信号源側の優先度が増してOSCの歪が
 -140位だとそちらに偏っていき少ない値になっていく
 のか?、まあ市販の物に75Ωのアナライザは無いので
 600Ω”以上”で駆動するのが前提なのかと考えると
 逆に何Ωだと通常式に近い値に近ずくのかとも思って
 きます。
 600Ωで通常式の1/4で75Ωではほぼ1/10の値
 に成っています。この値(方法)の真偽は別として..
 正直言って5534がこれほど低歪だとは全く思っては
 いません!! 
.(0.1ppm=0.00001%)





超低歪探求no-44 (64)

2010-11-15 12:27:33 | インポート
図-70
. 左図は測定用信号原の内部歪がスタック式
 の場合に左右されるかを見たデータです。
 ①はシンセサイザFGで0.47%の内部歪があり
 ②はHP4494Aで0.001%>です、現在出番の
 少ないOSCですがスタック式の中程度の歪には
 okです
 ここで解ることは①がOSC歪の丁度1/100程度
 の高止まりでNE5534の歪に到達していない事,
 逆に②だとNE5534の本来の歪が充分測れて
 この程度のOp-ampなら0.001%の残留歪の
 OSCで充分OKだとわかります。事実apのats-1
 はアナログoutの歪率は-96dBと書いてあります。
 買いたいと思った事は1度もありません!ats2も。
 ただしスタック式が正当かどうかは別にしてです!
 もっと”本当かいな”と言いたくなるデータを次の
 頁でUPしたいと思います。
 頭の悪い私はまだスタック式をあくまで参考値
 だと思っています
.
 
  


超低歪探求no-43 スタック式の不適合

2010-11-12 22:28:15 | インポート
図70. apスタック式と通常式の歪率
. スタック式と通常の従来式を同時に採取
 しました。通常式はモニターOUTをFFT
 解析(アベレージング100回)した値です
 スタック式は111倍と221倍の2データで
 R2/R3の比率を変えて2通りの倍率の
 データを採ってみました、R2=固定で
 R3側だけの変更です
 211倍でも正常に機能することが解りま
 した、111Xの時のR3=20Ω。221Xは
 10Ωです。この差が低レベル部分に現 
 れています非反転入力端はこのR3の
 低抵抗で反転入力の仮想接地に接続
 されているので入力端子解放でも雑音
 レベルは全く増大しませんと言うよりも
 アースした方がスタック作用が生きてくる
 ので大きくなります111倍のデータは
 OPAやLMEのデータシートの様に左端
 の低レベル域でN成分の影響が出てい
 ますが211倍データは1Vでも直線的に
 下降している、天文学的数値の様ですが
 apスタック式ではこの-152dB近辺は1/211
 を測定しているので実際は-112dBの測定
 が出来ればいいわけです。が..
 どうも測定周波数の数倍にFcが存在する
 増幅器の場合大きな誤差を生じる様で5次歪み以上フラットな特性の
 Op-ampにしか適用不可 (サンプル回路は9/6日の図44参照)
 

超低歪探求no-42

2010-11-12 06:51:07 | インポート
図69.   .Op-ampの負荷抵抗
.新世代Hi-Fi用途Op-ampのRL/Dist特性
 です今製作中のRC-OSCの予備実験で
 ブースター無しでRLに耐えられる抵抗値の
 サンプルを得る為の測定です。
 実際にはNFB抵抗もRLの一部に含まれ
 るので抵抗値は純粋に600Ωではない。
 図中の左端部に各色の点がありますが
 出力電圧を6Vに下げた100KHz/600Ω
 の歪値。他のグラフは10V一定です。
 LME49710の最大定格に揃える為に
 ±17Vで行っています
 AD797が載っていませんが±17Vでは
 AD797は10Vrms出せません!。
 5534Asiはシグネテイクスの略です
 100KHzではOPA211が他に大きく差
 を付けているが20KHzではLMEの方が
 低歪です。THD+NのBWが4.3MHz
 有るのでー3dBが最も高いOPAに不利に
 作用している点もすこしあります。
10V/6Vで1/3~1/4に減少するので3V迄だと1桁下がるかもしれない....
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