超低歪探求no-56

2010-12-20 16:33:37 | インポート
図79.  図78のCas-Comp部分 
昨日データの初段の追加分Cas-Comp回路です
2段目以降は図77です。P1のポテンショは2SK240
のゲインadjで歪の打ち消しに大きく関わっているので
回していくとグングン歪率計の指示が下がっていきます
P3は同じくK240のCasバランス用でPI同様歪に大きく
かかわっています、こちらはoutputオフセットにも関係
しますから歪adjの後でP2でオフセットを”0”にします
P2をadj後に念のためP1~P3の確認がいります
以前Cas-Compに初挑戦したとき前日に最良点を
確認して翌日に電源を入れたら動作点がズレて1桁
悪化していた事が有りました。これは大量生産品には
不向きだなーと実感した
今回のも数日間は再現性がどうか様子を見る必要がある、
. . ⑦ *訂正P2に並列の200Ωは10Ωが正しい





超低歪探求no-55 Cas-Comp追加しました

2010-12-19 21:52:00 | インポート
図78. (Dist:Out/1v~10V)
11/24の図73のQ1/Q2にCas-Comp段
を付けました
あえて成果を見るためHi-Fiに無縁の
LF356で実験しました
小レベル部分でLF356では想像も付
かない位低歪になっていますがスタック
式測定値ではありません、20KHzの
通常式の生データです.
赤がCas-Comp有りで黒が無しです
total-の増幅度48Xはそのままです
Cas-CompにデユアルFET1個追加して
ソース側にTR1個の計2石追加です
温度特性を考慮してCas-Compも
FETにしています
LF356で100KHzは無理なので20KHz
を上限としました。 細部の詰めはまだです
これならもしかしたらLME49710で100k
行けばAD797を超えるやも。とりあえずやっつけ仕事で第1報.....続く
 


2010-12-19稿

超低歪探求no-54 スタック(STC)式のⅡ

2010-12-15 14:55:53 | インポート
図78  (9/6の図44再掲載)
.図の組み合わせに殆どのopampを
 さして測定するとopampメーカーには
 好都合の値が出ます
 そこでNOMと近似の測定値が得る
 方法を2例...
 ①R3を10Ωでなく5.6Ωにする
 ②信号源Zoを600Ωを1.3KΩに
 する(市販品でいじれない場合
 600ΩのOSC端子に680Ω追加)。
この場合-3dBは92KHzのままです、OSCのZoが600Ωの場合はR3=5.6Ωの方が良く
歪:FRQ及び歪:OUTのリニアリテイもNOMに近似値が出ます、但し-3dBのFrq
は10Ωの92KHzからもっと低下しますからSTCが使えるのは16KHz程度までです
因みにOPA211やLME49710でも20KHz迄しかSTC式は使えない.
Dist-gainが100Xと説明しているがopampのmirrorCも100Xになっている?
らしく600Ωを介して-3dBになるFrqがそれに近い.....ノイズも4X程度に増加
するので600Ω入力では120μV位の+Nを残留分が含まれるのでアナリシス機能
の無い雑音歪率計ではFFT解析なしでは1Vに対して0.012%がbottomです
但しSTCの100Xで0.00012%です(10Vなら0.000012%です)
以上はどこにでも落ちている5534Aに限っての実験値です、
-100dB程度の中歪OSCで0.00003%位の歪を測定できるメリットは残している 
                                       .④



 

超低歪探求no-53 apスタック式の検証

2010-12-14 12:38:00 | インポート
opa211、LME49720のデータシートに出てくる歪率データと測定アッセンブリー
をいまだに100%信用しきれていない私はあの定数を用いて今回実験しました
サンプルはどこにでも落ちている5534です、但しNJMではありません(SIG)
定数R1/100Ω:R2/1KΩ:R3/10Ωはap図の通り(TIのマニュアルでは市販の
計測器でもかまいませんと説明しているのでどこにでもOOている8903Bで
も-130可能)
①NE5534Aの通常式(以下NOM)3Vout/RL2KΩ
1KHz=0.00063% 10KHz=0.0007%(信号源歪ー140dB未満)
  (NOM測定信号源のDist-140dB未満)
   この時のNE5534AのFt-3dB=790KHz
②NE5534Aのスタック式(以下STC)3V/RL2KΩ
  1KHZ=0.00031%  10KHz=0.0003%
(NOMの1/2の少ない値、言い方を変えれば-200%
  これではデータとは言えない)
  この時のNE5534A  -3db=92KHz
(NE5534は18K~20KHz程度迄しかスタック不可)
②の2、 ②のR1=∞(100Ω除去)=VG1
 1KHZ=0.000012%   10KHz=0.00005%
以上の通りで市販の600Ωのインピーダンスの低歪OSCで駆動
した値です。apではR1無しでもDIST100X/VG1Xと説明していますが
VGはX1ですがDIST~GはNOM1KHzの1/53にもなっていて10KHzは
14xととてつもなくかけはなれていて測定値は増加したか減少したか
の参考値にしかならず定量的な性能表示になりませんopampメーカー
が嬉しいだけかもしれません
因みに②定数で0.001%程度の中歪率OSCでも下記の値がでますから
1/2位少ない値が出ていると念頭に置いていれば高価な機械がなくても
OKです。3V/1KHz=0.00035%:10V/1KHz=0.0003%(超低歪OSC同等)
apカタログデータではアナログOUTの歪率は-92dBです(0.0025%)ATS-1
.                                           . ③



超低歪探求ー52

2010-12-11 07:29:49 | インポート
図-77.


ダイヤモンドコンプリメンタリから元のsepp
に復元しました。
やはりこれが最も低歪です
HiFiampの様に4~16Ωの一定の
RLだといいのかも知れないが
600Ω~100KΩとRLに変化があると
元のseppが勝っているようでした、
左のA図です、この組み合わせが
私の手持ちTRではベストです。 (AD797より前はそのままです)
20種くらいのコンプリペア(メーカー指定)がありますがこれはコンプリ指定外です
2番目に良い値を出したのがB図です1石のみのseppならAと遜色ありませんが
並列を増すほどAは向上するのに比べてBは殆どUPしません。
但しAでも3パラレル以上は効果は無いようです。2SA1124Aはic=50maなのに
2SC2497A=1.5Aと30倍VCBOにも3倍差が有り別物と言った方がいいTRなのに
何故合っているのか頭の悪いわたしには不思議です、同じなのは製造元(松下)だけ
A1360/C3423はA1124A同等の50maのプリドライバー現行品@50円前後です
A1124Aはいまでは通販エレポートでしか入手できません(120~130円位)
因みにRL600Ω対象で無い場合(2KΩ~)1石PPでよくてB図で同等。
TRを差し替えながらもう一つ解ったのがSEPPのTRのペアの選別は全く不要!
hfe選別したものと20%ほど差が有るものでも0.00001%に影響なし。
エミッターの(10Ω等)抵抗もpnp/npn各REが10Ω~±10%誤差があっても以外にも
ー140~-150dBの歪を測定しているのに差が無い事も解りました
*A図のREが10Ω/30Ωとなっていますが3倍値の抵抗これしか手持ちに無かった為
です13Ω/39Ωでよかったのですが、                            。 ①





超低歪探求no-51

2010-12-08 13:40:12 | インポート
図76.  図74(11/24)を600Ω対応にしました.


出力インピーダンス600Ωと言う機器は図中図の様に出力段からOUT端子間
に600Ωが入っている意味で50Ωのシンセサイザなら同様に50Ωが入っている
その為それらの抵抗で終端接続すると当然1/2に出力レベルが下がる
言いかえると50Ω出力端子の機器は100Ωを駆動すればいいわけです
600Ωだと1.2KΩです。図はその意味で1.2KΩと11/30の図75との比較
の為、直接600Ω負荷の2つのデータを採りました。図75の時R3=10Ω:
信号源Z600Ωで従来式データに近似することが見えたので同じ定数で
測定しました。出力段は1カ月程前の物に戻しています、図73のダイアモンド-
コンプリメンタリーよりも負荷変化(600Ω~100KΩと)に対して低歪の為です
回路は次回 。THD値の為30KHzでノイズの影響が出ていますFFT解析
すれば直線的に下降していると思います(シバソクはアナリシスモニタ出力はFRQ
に関係なく全て基本波488Hz、2nD=976Hzという具合に488の倍数で
変換されているため100KHzの10倍の高調波でも488X10なのです
FFT又はスペアナは2ndの900Hz~5KHzまでSWPすればいいのです
  続く