果たして無観客で押し切れるかどうか。春のセンバツは選手のみで実施の方向に、高野連は持っていきたい様である。中止の含みも残してはいるので、後は世論を窺いながらの判断だろう。何故高校野球だけ特別なのかと云う疑問は尤もであるが、毎年死者が発生している餅が発売禁止にならないのと同様、伝統を途切れさせるには覚悟が必要である。「誰も責任を負わず止め時を逃してズルズルと開催」辺りが着地点にならない事を願っている。やるんだったら止めないから、過剰なまでの感染防止体制を敷いてみせて欲しい。甲子園行きのバスに乗る前の検査で陽性と判明し、泣く泣く出場辞退になる所も出てくるだろうが、それ位の厳しさがなければ納得してもらえまい。個人的には開催に賛成しないが、やるのならば徹底すべきである。内野席をスピーカーで埋め尽くして、自宅から母校への声援を送るネットワークを構築しておくのも、将来的には役立つかも知れないのである。