善意がすれ違っていて私は大笑いである。スマホにインストールしてあるMicrosoft Defenderからいきなり「権限を許可してくれ」と云う通知が来た。マルウェアによる無効化攻撃かと身構えたのだが、犯人はGoogle、正確にはAndroidだった。3ヶ月以上使用していないアプリの権限を、自動で無効化する機能が良い働きをした様である。問題が無ければ特に通知も出さないDefenderの親切仕様とのボタンの掛け違いが招いた悲劇と言えるだろう。お互い良かれと思ってやっている事なので特に文句を言う心算も無いが、そこら辺の競合が生じた時にユーザが解決しなければならないのは少々邪魔臭い。「そうでしょうそうでしょう一切合財お任せ下さい」とAppleが脳内に囁いてくるのであるが、社外アプリが引き起こす問題に対しては塩対応なので似た様なものである。スマホを持たずんば人に非ず的な勢いでデジタル化を推進する事に異論は無いが、もう少し安定志向のデバイスが登場しても良い様にも思うのである。