お国柄なんだろうなあ。今年8月に開催されたメキシコシティマラソンで、参加者の3分の1に当たる11000人が公共交通機関を利用する等の不正で失格となったそうである。走りたいからエントリーするものだと思ってしまうのだが、私の考えはグローバルで通用するものではないらしい。運営の管理体制のガバガバさも含めてメキシコらしい話ではあるが、そう云う行動に出る動機を知りたい所である。マラソンを完走するだけの忍耐力が有る、と見做されると就職が有利になるのかも知れないし、単に自慢したいだけと云う可能性も有る。様々な事情は考えられるが、「ズルはバレなければズルじゃない」と考える人が一定数居る事は確かだろう。危険な街の世界ランキングトップ10で、8位のニューオリンズを除きメキシコ勢が独占しているのもそこら辺が関係していそうである。自分の常識を疑う柔軟性は持ち合わせていたいと願うが、相当の難題であると思い知らされるのである。