自民党の「裏金問題」や「旧統一教会問題」を見ていると、この党は完全に金属疲労を起こしている。
党の幹部が不明朗なカネを10億円単位で動かしていても、内部から「おかしい」という声が上がらない。
みな借りてきたネコのようにおとなしい。
ただ最近やっと自主的に派閥から離脱するという動きが出てきたが、動きは鈍い。
読売新聞の1月の調査で、自民党支持率は2012年の自民党の政権復帰以降で最も低い24%となった。
自民党の支持者も「もういい加減にせい」という思いなのだろう。
確かに次のデーターを見ると全自民議員の6割が裏金と統一教会に関与している。(BSTBS 報道1930)
もはや解党的出直しをしなければ立ち直れないのではなかろうか。
この自民党の様子を見て公明党が「同じ穴の狢」になりたくないと自民党と距離を取り始めた。
政治改革について、他の野党と公明党の距離は殆どない。
野党と公明党が組めば自民党にとっては大打撃だ。
(政治改革に絞れば可能だろう)
少し前までは自民党にすり寄っていた維新の会や国民民主党が、軌道修正した。
下手に近寄ればやけどをするからだ。
自民党の一党支配が既得権益と結びついてこの国の衰退を招きつつある。
政界再編成で政権交代がおこり、既得権益層を打破して新しい風を吹かせることが必要だ。