75歳からは後期高齢者ということになっている。
人には個人差があるから何とも言えないが、「老いと戦う」気持ちはこの年くらいまでは十分ある。
しかし喜寿(77歳)を過ぎたあたりから少しずつ「老いを受け入れる」方に傾いた。
もう少し具体的に言えば「ムダ・ムリ・ムラ」を避けて、毎日を初心に生きることだろうか。
林の中の働き者と言えばアカゲラだ。
アカゲラは性格が良い。ヒヨドリやカケスはエサを独り占めしようとする。
仕事大好き人間という人はいるようだから何とも言えないが、私はリタイアしてからの方が好きな人生を送っていると感じている。
自然に近い所に住んで「晴耕雨読」の日々が性に合っている。
よく見れば なずな花咲く 垣根かな 芭蕉
なずなというのはぺんぺん草のことだが人が見ておろうがおるまいが全力で咲いている。
それを見て感動した芭蕉は、「よく見れば」と言ったわけです。
クルマバソウ
この花は林の中でひっそりと咲いている。
山田五十鈴という名女優がいた。
「娘役をやるときは、背筋で演技する」
私も心掛けて背筋を伸ばすようにしている。そうすれば気持ちも若くなる。
らんとガーベラ―