《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

はなやぐ夏のいたずらや(5) (今夜は隅田川の花火大会だってさ)

2009年07月25日 13時15分30秒 | Weblog
佑介「5時、グラウンドだからな、5時、遅れんなよ」
典道「なんかあいつ今日変じゃねえか?」
純一「いつも変じゃん」
 稔「それはお前だよ」
純一「お前に言われたかねえんだよ」

典道「た・だ・い・ま。お帰り!ただいま!お帰り!ただい、おービックリしたあ!」
佑介「ヨォ」
典道「ヨッじゃねえよ、何やってんだよ、テメー」
佑介「お前さあ、裏口のカギ、開けっ放しだったんだぜ。無用心なんだよなあ、お前んち」
典道「だからって人んち、黙って勝手に入って来っかあ?信じらんねよなあ」
佑介「なあんだよ、ちゃんとお邪魔しますって言ったんだぜ。それによぉ、お前だって
   どうせ5時までヒマなんだろ。あれ?偶然じゃねえか、オレだって5時までヒマ
   なんだ」
典道「チッ!(ジュース飲む佑介に)オイ、それ古いぜ!」
佑介「ブーッ」
佑介「(テレビゲームしながら)何それ、ハドウキやるんじゃねえ。ここで竜巻旋風……」
典道「もうそろそろ行こうぜ」
佑介「エーもうそんな時間なの?コノヤロ、コノヤロ」
典道「もう5時だぞ」
佑介「ウン」
典道「なあ」

 稔「竜巻旋風だあ!」
純一「ハドウキ……」
和弘「オウ、悪りい」
純一「何だよ、その格好?」
和弘「あれっ、みんな手ぶら?」

典道「遅刻じゃねかよ」
佑介「遅れて行くぐらいがちょうどいいの」
典道「痛てえ」
佑介「どうしたの?」
典道「今日、プールでぶつけてたとこだよ」
佑介「今日?」
典道「ぶつけたじゃん」
佑介「そうだっけ?」
典道「お前もいたじゃねえかあ」

なずな「あのー、佑介君いますか?」
看護師「えっ佑介君?あ、今日は見てないけど……花火大会に行ったんでないかしら」