先日家族で横浜に遊びにいきました。
のんびり起きて、朝食を食べ遅めのチェックアウトまでゴーロゴロして(だって暑いんだもん~)
ちょっと散歩して帰ろう、と山の手の西洋館エリアを散策。
えのき亭という古い洋館の喫茶室で休憩をとって、
色んな建築を見てまわりました。
最近ウチのパパは建築にとても興味があり、私も好きなので、楽しいです。
残念ながら、えのき亭はかなりメンテナンスが必要だという風に見えました。
それに、ガイドに載っているものだから、外人観光客がケーキとコーヒーで居酒屋並みの盛り上がり。。。
有名になるとまた、雰囲気の維持も難しいものねぇ。
領事館として使われていた住宅や、外人向けの集合住宅、
色んな洋館を見たあと、最後に入ったのはベーリックホール。
(貿易商のお屋敷で、戦前の西洋館では最大規模だそう)
実はここ、10数年前にある仕事でやってきた場所なんです。
2階にあるご令嬢のお部屋、の壁の修復作業に携わったのですが
フレスコ壁画のみがきという珍しい技法で
綺麗な青の部屋。
簡単に言うと、左官屋さんが塗った漆喰壁に乾かないうちに
天然顔料を水で溶いたものを、ムラなく刷毛で着色し、
さらに乾いたら、段階をふんで磨き上げるというもの。
石を磨くように、どんどん底光りして何とも言えないしっとりとした色壁になるのです。
その詳しい説明ボードが部屋に展示してあり、
あらあら?!作業風景の写真が載っていました!
子供達にこれママだわぁ~というと、
ふーん。あぁ~、なんかこの部屋の色ママっぽいもの。と妙な感想。
この館はスパニッシュスタイルで、窓やタイルがとっても可愛らしいのです。
なんてすてきなバスルームでしょう!!
紙ものの輸出入をしていたそうで、
当時輸出していたペーパーナプキンが展示してありました。
素敵です。
今回の横浜はここまでで
のんびり明るいうちに帰宅。
ちょっとした気分転換になりました。