11匹目のTくん。
口数の少ないワンちゃんで、
最初からちょっと苦戦しました。
イメージをぼわーっと送ってくるんです。
感情をあからさまに乗せてはくれなくて、
なんとなくこの雰囲気は…とこちらで空気を読まなきゃならない。
黙して多くを語らないタイプだと確信したのは、最後の別れ際。
私の緊張が解けるので、一番受け取りやすい瞬間と前にも書いたんですが、
その瞬間にも、
ぼわーっと「ACの練習、応援してるよ」という気配をくれたんですよね。
あ、ホントに口数の少ない子なんだな、と。
あとで飼い主さんに訊いたら、
そういうところはご主人によく似ているんだそうです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_nika.gif)
で、この飼い主さんは、
これが初めてのACだったらしいのですが、
「見習いでもこんなに読み取ってもらえるんだ!」ととても喜んでくれて。
でもね、
それは私だけの力じゃないんだとこの時にはっきり知ったのだよね。
会話の最後に、
「ちくわ」が浮かんだんです。
…?ちくわ?
さすがに練り物を食べさせないだろうし、
何だろう?
と飼い主さんに伝えたところ、
多分コレです!
と即答。
ロールクッションというのかな?
寒がりのTくんはよく入っているらしくて、
そのシルエットが「ちくわ」そのものなんですよね。
アプリ越しに2人で笑ってしまって。
私はホントにただの通訳なんだな、
伝えたいペットと、
分かろうとする飼い主の、媒体なんだ。
そう肌で理解したのです。
ACは、飼い主の、
『この子をもっと知りたい』という思いがあってこそ成立するもの。
「ちくわなんてあげたことないです」と言われたらそれで終わり。
だけれども、
この子は何を伝えようとしてるのかな?と考えることで会話が成立する。
土台はその「思い」。
それを知った回でした。
…しかしこのTくん、続きがありまして、
後に私をしばしどん底に落としてくれます(笑)。
いや、彼は悪くないんだけどね。
そんなこんなで、すごく印象に残ってる子、です。
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