昨日メダカの水槽の掃除をした。
我が家にいるのは多分クロメダカとヒメダカ。
1匹1000円以上もする高貴なメダカではなく、
そんじょそこらの平民メダカ。
このメダカ、田舎暮らしを始めたころ、隣の集落の旧本陣の由緒ある家でもらったメダカで、
きっとこのメダカも由緒あるメダカに違いないと思っていたけど、
でもどうやらそうではなく、きっと昔々貧しい小作人が飼ってたメダカに違いない。
でも田舎暮らしをはじめて、もう16年。
確か1年後くらいから飼い始めたのでもう一緒に暮らして15年たつ。
それだけにこの平民メダカにも愛着がわいてくる。
それで春になると(いつもはほぼほったらかしだけど・・・)いっぱい増やそうと、水槽の掃除をしたり、
杉の枝葉を入れて卵を産み付けさせたりしている。
それでたくさん卵を産み、たくさん子メダカが生まれて・・・
そのあげくヤゴや蛙の餌になる。
早い話、トンボや蛙を育てているだけなのだ。
でも、おかげでメダカがやたらと増えることなく、
隣近所や知り合いに、猫なで声で・・・
「ねぇ、ねぇ~メダカいらない?」なんて言うこともなく、
ほぼ毎年同じくらいの数のメダカが冬越しをして春を迎えてまたまたたくさん子供を産む。
小さな水槽の中のこれもまた自然の循環なのかもしれない。