年一度の健康診断。
毎年医者をだまそうと健診の1週間前から酒を断ち、きれいな身体で受けることにしている。
お陰で2年連続すべて正常。
すべて正常だとそれはそれでなんか損した気分になる。
これじゃ受けなくても良かったんじゃないかな?・・・とか
ちゃんとしらべたのかな?・・・とか。
ところが今年は来客があったこともあり、2日前まであびるほど呑んだ。
そのためきっと酔っ払い度の検査、γーGTPの数字はいつもの3桁になってるだろう。
ともあれ血液検査の結果はまだなので、それ以外は今回もまたすべて正常だった。
すべて正常だとなると今回もまたなんか損した気分になって、
これじゃ受けなくても良かったんじゃないかな?・・・とか
ちゃんとしらべたのかな?とか・・・思う。
それに今回は他の客が一人だったこともあってあっという間に終わってしまった。
ちゃんとしらべたのかな?
そういえば胸部X線がやけに早かったな。
いつもは手の位置をやたらと変えられるのに、今回は油断してる間にすぐに撮られて終わってしまった。
最後の医師の診察も普通だと何のおまじないかわからないけど、聴診器をぽんぽんと当てて、「はい後ろを向いて」と背中をぽんぽんとたたいて終わるのに、それもなかった。
こうなると普通だと「あぁよかった」でおわるけど、そこはついつい深読みして「もしかしたら・・・やっぱり・・・もう診ても無駄なんだな、きっと手遅れなんだ・・・」と思う。
でもそれはやっぱり深読みしすぎで、やっぱり何もなかったのだろう。
いやまてよ、もしかしたら健診代を値切ったかな?いやそんなことないぞ。
たしかに安いコースではあったけど・・・。
なんていいながらも、やっぱりなんともないと言われるとほっとする。
勤めを終えて出所する受刑者の気持ちだ。
病院に入るとたとえ健康であっても、なんか自分が病人のように思えてきて、しゅんとなってしまう。
そして受付の人や看護師さんにとっても素直になってなんでも言われるままにしてしまう。
「採血しますから腕を出してください」「はい」
「レントゲンを撮ります。上着をぬいでください」「はい」
この分だと「今度は床の掃除をしてね、それが終わった窓拭きですよ」といわれても素直に「はい」といって掃除をするかもしれない。
どうも白衣の前ではつくづく自分の無力を感じてしまう。
しかしねえどうせ受けるのならもっと楽しく受けたいもの。
酒を断ち医者をだます楽しみだけでなく・・・。
・尿検査~ここはサービス精神を発揮してコップになみなみと尿をついでやろう。ちょっとでも動かすとたちまちこぼれてしまうほどに。
・血液検査~採血のときは「ギャー!」といって大きな叫び声をあげて思い切り顔をしかめよう。そしてビックリさせてしかえししよう。こちらだけ痛い思いをする事もない。
・心電図検査~あのぬるぬるとしたコードを胸に当てられたとき、「あっ、いやっ!」と小さく叫んで悶えて気持ち悪がらせよう。
なんていろんなパターンを考えて一人でくすくすしてたら、看護師さんから「大丈夫ですか?」いわれて、これ以上考えるのはやめてしまった。
毎年医者をだまそうと健診の1週間前から酒を断ち、きれいな身体で受けることにしている。
お陰で2年連続すべて正常。
すべて正常だとそれはそれでなんか損した気分になる。
これじゃ受けなくても良かったんじゃないかな?・・・とか
ちゃんとしらべたのかな?・・・とか。
ところが今年は来客があったこともあり、2日前まであびるほど呑んだ。
そのためきっと酔っ払い度の検査、γーGTPの数字はいつもの3桁になってるだろう。
ともあれ血液検査の結果はまだなので、それ以外は今回もまたすべて正常だった。
すべて正常だとなると今回もまたなんか損した気分になって、
これじゃ受けなくても良かったんじゃないかな?・・・とか
ちゃんとしらべたのかな?とか・・・思う。
それに今回は他の客が一人だったこともあってあっという間に終わってしまった。
ちゃんとしらべたのかな?
そういえば胸部X線がやけに早かったな。
いつもは手の位置をやたらと変えられるのに、今回は油断してる間にすぐに撮られて終わってしまった。
最後の医師の診察も普通だと何のおまじないかわからないけど、聴診器をぽんぽんと当てて、「はい後ろを向いて」と背中をぽんぽんとたたいて終わるのに、それもなかった。
こうなると普通だと「あぁよかった」でおわるけど、そこはついつい深読みして「もしかしたら・・・やっぱり・・・もう診ても無駄なんだな、きっと手遅れなんだ・・・」と思う。
でもそれはやっぱり深読みしすぎで、やっぱり何もなかったのだろう。
いやまてよ、もしかしたら健診代を値切ったかな?いやそんなことないぞ。
たしかに安いコースではあったけど・・・。
なんていいながらも、やっぱりなんともないと言われるとほっとする。
勤めを終えて出所する受刑者の気持ちだ。
病院に入るとたとえ健康であっても、なんか自分が病人のように思えてきて、しゅんとなってしまう。
そして受付の人や看護師さんにとっても素直になってなんでも言われるままにしてしまう。
「採血しますから腕を出してください」「はい」
「レントゲンを撮ります。上着をぬいでください」「はい」
この分だと「今度は床の掃除をしてね、それが終わった窓拭きですよ」といわれても素直に「はい」といって掃除をするかもしれない。
どうも白衣の前ではつくづく自分の無力を感じてしまう。
しかしねえどうせ受けるのならもっと楽しく受けたいもの。
酒を断ち医者をだます楽しみだけでなく・・・。
・尿検査~ここはサービス精神を発揮してコップになみなみと尿をついでやろう。ちょっとでも動かすとたちまちこぼれてしまうほどに。
・血液検査~採血のときは「ギャー!」といって大きな叫び声をあげて思い切り顔をしかめよう。そしてビックリさせてしかえししよう。こちらだけ痛い思いをする事もない。
・心電図検査~あのぬるぬるとしたコードを胸に当てられたとき、「あっ、いやっ!」と小さく叫んで悶えて気持ち悪がらせよう。
なんていろんなパターンを考えて一人でくすくすしてたら、看護師さんから「大丈夫ですか?」いわれて、これ以上考えるのはやめてしまった。