今キュウリの収穫の最盛期、
それで毎晩晩酌にモロキュウを食べている。
枝豆は食べるのは秋になってから。
今はまだ時期じゃない。
と言うと、えっ?と思う人も多いかもしれない。
だってビヤガーデンや飲み屋に行くと枝豆いっぱい出て来るじゃない?!
それはね、冷凍枝豆か枝豆用に作った早生種の大豆。
ふつうに大豆を作ると枝豆の収穫は秋になってから、
そして大豆の収穫はさらに熟成させて秋が深まってから。
*ところで枝豆と大豆は別のものだと思って人、
黒豆も大豆だということも知らない人、
そんな人知らんもんね~そうそう無視・無視・無視・・・
いえいえそんな話ではなく、枝豆とモロキュウの話。
枝豆とモロキュウはどちらが偉いかと言う話。
・まずは素材。
やっぱり最も大切なのは素材、どちらが栄養があるか?
枝豆は大豆~たんぱく質が豊富。
ところがキュウリはほとんど水~見るからに貧しい。
もちろん枝豆の勝。(枝豆1勝)
・次に量。
枝豆は、もちろんみみっちく出す卑しい呑み屋もないではないが、ビヤガーデンはどっさり普通の飲み屋でもそれなりに量はある。
一方モロキュウは小皿にちまちま貧相に盛ってくる。
枝豆の勝。(枝豆2勝)
・値段。
どちらが安いか?これは重要な要素だ。
枝豆もモロキュウも所詮酒のつけたし。肴は少しでも安いもので済ませたい。そしてその分少しでも多く呑みたい。これは正常な感覚を持った酒飲みならばだれでも思うこと。
そこでどちらが安いかと言うと、これがどうにも難しい。
まあどちらもそこそこ、いいから加減の適当な値段をつけている・・・ような、気がする。
というわけで引き分け。
・交友関係。
変な友達と付き合ってないかどうか?これはとっても気になるところだ。
枝豆はもっぱら硬派の塩。軟派の砂糖ではない。これなら安心できそう。塩を振りかけて食べる。清く正しく美しく、ここに邪念の入る余地はまったくない。常に身を清めて神妙に頂く。
これじゃ誰も文句は言えないだろう・・・?
ところが最近不思議なことに塩は評判が悪い。なんとも居心地が悪い。
高血圧の元凶だともろに嫌われ、友人関係に眉を顰められる。
このままでは、車を運転する人は飲酒お断り!と言われるように、どうやら高血圧の人枝豆お断り!と言われかねない。
そう、最近すっかり塩との交友関係が怪しくなってきた。
ところでモロキュウはというと友人関係はもろみ。
もっぱら水分だけのキュウリを大豆や麦を手間暇かけて発酵させて充分に栄養を補給してあげる。まさに糟糠の仲なのだ。
それでもろみも塩たっぷりなのだけど、誰ももろみの塩は問題にしない。
とうわけで交友関係はもろみの勝ち。(今もろみは1勝2敗1引き分け)
・手軽さ。
いかに簡単に食べられるか。これは酒飲みに身にとって、とっても重要な要素だ。
肴作りなんかに時間とられてたまるかい!
その点塩はスーパーで買ってくるだけ、まさか枝豆を食べるのに、海に行って塩水を煮て塩を作って食べる人はいないだろう。
もろみだってスーパーで買うだけ。その点は同じだけど、違うのは枝豆は煮なければいけない。あるいは冷凍ならばレンジでち~んしなければいけない。
その点キューリは切らなくてもそのまま齧ってもよい。
枝豆のように豆の残骸が後に残ることもほとんどない。
というわけでもろみの勝ち。もろみはここで2勝2敗1引き分けになった。
さてここで枝豆とモロキュウのどちらが偉いかと言う話。
結局、大差ない、というかどちらも偉い!という結論なのだけど、どうだろうか?