ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

くず米や米のこと

2020年10月18日 18時08分16秒 | 田舎暮らし
新米のシーズン。
でも今年はこちらでは米の出来が悪いらしい。
あちこち田んぼでも病気が目立った。

昨日、くず米をもらいに行ったら、2袋と10キロ、去年の半分くらいだった。
でもまあ鶏だけなので何とかなるだろう。
大食いの山羊がいたら到底足りないけど・・・

くず米は鶏の餌にしている。
炊いて米ぬかや野菜、牡蠣殻、魚粉などを混ぜて餌にする。
今の時期だったら熟した柿とか、傷んだシイタケやカボチャを焚いて混ぜたり・・・
まあ粗食ながらもそれなりに気を使ってはいるのだ。
我が家では生ごみはほとんど出ない。
まずは鶏の餌、残ったものはぼかしにして肥料になる。

ところでくず米の話ではなく米の話。
田舎暮らしを始めて驚いたことはたくさんあるけど、
その一つに米のこと。
米は都会では5キロや10キロのビニール袋に入った精米したものを買ってたけど、
田舎では何と、玄米を一袋(30キロ)単位で~それもビニール袋でなく紙袋に入った米を普通に買う。
30キロってかなり重い。
高齢化が進む田舎で、どうして30キロ?
これを持つのはかなり苦しいよ?
どうしてもっと小分けしない?
・・・なんて疑問たらたら。
でもね、昔は30キロでなく1俵が米の単位だった。
1俵は30キロの2倍。
時代劇によく出てくる米俵を担いで運ぶシーン。
あれが60キロ!
昔の人すごいね、60キロを軽々と!
今では到底無理だね。

それに玄米だとそのままではなくてたいていの人は精米して食べる。
というわけでコイン精米所があちこちにある。
でもほとんどの農家は精米機を持っている。
ここに来た頃、とろとろとろとろ精米の音が昼間も夜も響いていた。
でも今ではせっかく精米機があるのに、ほとんどの家ではコイン精米所で精米する。
短い時間で簡単に精米することができるから・・・
実は我が家でも精米機をもらってきて、しこしこしこしこ精米したことがあった。
でもあまりに時間がかかりすぎるので、
石が残ったりするので、
そのあげくとうとう故障してしまったので、
もっぱらコイン精米機を使っている。

ともあれともあれ今でも疑問。
どうして小分けしない?
どうして玄米じゃなく白米で売らない?
小分けしたらより高く売れるのに?
紙の袋でなく中身が見えるビニール袋にしない?

しかしその一方で思うのだよ。
田舎暮らしするとやっぱり玄米で30キロ単位で持っておきたい。
玄米は白米よりもずっと保存できる。
(「もみ」だったらもっと保存できるけど、でも、もみから食べるとなると面倒なので、やっぱり玄米で保存したいもの)
というわけで田舎では一袋(30キロ)単位で購入する。
それで災害が起きたとき、都会ではたちまち兵糧が底をつき、スーパーに押し寄せてパニックになるだろうけど、
田舎だと、米の備蓄が多いし、周りはみんな生産者。
まあまあ、何とかなるわい!

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