「暑いねぇ~~~」
「ほんと、暑いねぇ~~~」
これで会話は終わる。
話することさえも暑苦しい。
我が家は古民家、いつも暮らしてい母屋にはクーラーなんて文明の利器、クーラーなんてない。
もっぱら昭和の利器、扇風機で暮らしている。
さすがに縁側でうちわ、という大正の風俗も、
座敷で扇子という平安や室町の風俗はここにはない。
せめて自分で仰ぐのではなく扇風機で涼を求めたいもの。
でも、とはいえ、今は猛暑、うむ?いやいや、もう昭和ではない。
平成でもない、そう今は令和の御代。
ここは同じ扇風機でもちょっと贅沢して舶来品を使っている。
そう中国製の扇風機を。
これこそまさに扇風機の原点。
風は弱・中・強だけ、そして高さの調節と、真っすぐと首振り機能・・・これだけで充分。
ところが日本の家電メーカーはこれ以外の余分な機能をつけた新製品を売り出し価格をつり上げてきた。
これじゃ世界の市場から見放されるのは当然、
世界どころかバブルが終わった日本人からも見放されるのは当然。
そしてその成れの果ての姿が今の日本の家電メーカー。
この町にも東芝の子会社があったけど、今では工場も閉鎖されて、
そのうち、肝試し、心霊スポットにでもなるのだろう。
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